本日7日、京都府議会6月定例会が閉会 成宮議員が議案討論、浜田議員が意見書・決議案討論
6月18日から始まった6月定例会が、7月7日に閉会しました。
今議会には、18件の議案が提案され、うち4件に反対し、他の14件に賛成しました。
1号議案の補正予算は、一般会計補正予算4億4300万円のうち、亀岡市でのサッカースタジアム整備費2億円をスタジアム実施設計費として計上。同時に、府民や議会にまともな説明もなしに、建設工事に充てるための債務負担行為154億円を提案したものです。このサッカースタジアムについては、この間の公共事業評価の係る第三者委員会で、アユモドキなどの環境保全や治水対策などについてさまざまな疑問や批判が出され、本体工事の是非の結論が異例の先送りとなったものです。環境団体や京都弁護士会、地元住民の反対や懸念の声も広がっています。にもかかわらず、実施経費と建設費を提案することは、「スタジアム建設ありき」で何が何でも突き進む京都府の強引な姿勢を示すものです。その上、設計・建設業務を"業者丸投げ"となり、工事の内容を発注者がチェックできないデザインビルド方式が採用するとしており、事業費がふくれ上がる危険性も指摘されています。専用球技場関連予算は撤回すべきであり、反対しました。
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また、今議会では、17件の意見書案、3件の決議案が提案されました。
共産党議員団からは、「憲法違反の戦争法案の廃案を求める意見書」「米軍Xバンドレーダー基地の稼働停止・基地撤去を求める意見書」「関西電力高浜原発3、4号機の再稼働に反対する意見書」「労働者派遣法改悪案の廃案を求める意見書」「TPP交渉から即時撤退することを求める意見書」「子どもの医療費助成制度に関する意見書」「介護報酬の緊急再改定を求める意見書」「マイナンバー制度実施の中止を求める意見書」「森林環境の整備・保全についての抜本的な対策を求める意見書」の9件の意見書案と、「高校入試制度の抜本的見直しを求める決議」の1件の決議案を提案しましたが、他の会派が反対したため、否決されました。
6月議会に寄せられていた「戦争法案廃案を求める」113件の請願、2192筆の署名の、総務・警察常任委員会での審議については、不採択との結果を認めることを、他会派によって採択されました。
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