府議会予算特別委員会始まる 総務部書面審査でXバンドレーダー問題追及
2013/03/02 更新
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1日から25年度予算を審議する予算特別委員会が始まりました。1日目の総務部書面審査では光永敦彦幹事長が予算全般について、前窪義由紀団長がXバンドレーダーの配備問題を取り上げました。
前窪団長は、在日米軍が京丹後市の航空自衛隊経ヶ岬駐屯基地にミサイル追尾の高性能レーダー「Xバンドレーダー」を配備しようとしている問題を取り上げ、府の対応を質しました。
前窪議員は、○環境や住民生活への影響○レーザーの性能による様々な電波障害○漁業、農林業等、周辺に対する影響○航空機の空域問題や府も運営しているドクターヘリの運航に支障がでる恐れがあることを指摘。また、既存の自衛隊基地では狭いということで、新たに周辺用地を取得する必要があると報道されており、京都府行政との関係でも開発関係の許認可が生ずる可能性など数多くの問題が生ずることを挙げ、「今回の配備問題は安倍総理が訪米してオバマ大統領との会談の中でこういう問題が確認されたもので、府が頭ごなしに押しつけられることにならないように毅然とした対応を」と求めました。
さらに、そもそもXバンドレーダーが日本を守る目的で配備されるものではなく、米国本土の防衛だと指摘し、憲法9条の下でレーダー設置について絶対に容認するとことがあってはならないと強調しました。
答弁で山内修一副知事は「寝耳に水、頭ごなしということがないとは思わないので、きちっと地元の意向を大事にしながら説明をいただきたい」と答えました。