台風対策 補正予算案を提案 府議団の要望も実る
府内各地に大きな被害をもたらした台風18号に係る災害対策として、京都府は206億円の補正予算案を30日に提案します。
党府会議員団が要望していた府独自の住宅再建支援策や被災した中小企業の設備や機器への補助、被災した農機具などへの補助も含まれています。
本日府のホームページに補正予算の内容がアップされました。
府内各地に大きな被害をもたらした台風18号に係る災害対策として、京都府は206億円の補正予算案を30日に提案します。
党府会議員団が要望していた府独自の住宅再建支援策や被災した中小企業の設備や機器への補助、被災した農機具などへの補助も含まれています。
本日府のホームページに補正予算の内容がアップされました。
26日、本会議一般質問の二日目が行なわれ、日本共産党から山内よし子議員と光永敦彦議員が質問に立ちました。
質問したテーマは山内議員が
①子ども発達支援センターと洛南寮の充実について
②大学の高学費の解消と奨学金の改善について
③高校生の修学保障と府の修学資金貸与制度の改善について
④キリンビール京都工場跡地開発について
光永議員が
①地域包括ケアと高齢者の住まいの保障について
②医師臨床研修制度について
③左京区の巨大パチンコ店の建設への対応について
なお、30日に台風被害対策の補正予算、追加議案が上程され、直ちに審議される予定です。
9月25日、加味根史朗議員(右京区)が一般質問を行いました。
質問項目は、京丹後市経ヶ岬に設置されようとしている、Xバンドレーダー米軍基地についてと、障害者対策について質問しました。
Xバンドレーダーについて、知事は「備えあれば憂いなし」という立場であり、沖縄の基地の負担軽減は全国民が考えるもの、自分さえよければみたいな考え方は取らないのが関西広域連合の立場だと答弁しました。
また、米軍による事件・事故については、交通事故は平成24年1年間だけで京都で12371件も起きているわけでありまして、車が走ればこれは統計的には交通事故は起こる。ヘリコプターが落っこちるのは危ないというのはドクターヘリだって危なくなってしまいます、という答弁をしました。
障害者対策については、健康福祉部長が答弁をし、「障害者総合支援法」に課題があるのは認識している。安心して生活できるよう障害者施策の推進に全力上げると答弁しました。
質問と答弁はこちらからごらんいただけます。
京都府内全域に甚大な被害をもたらした台風18号。日本共産党京都府議団(前窪義由紀団長、11人)は災害直後の16日から被災地の調査活動を実施し、府に救援、復旧、生活再建の緊急対策などを求めてきました。
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前窪団長と山内、浜田両議員は18日、八幡市に入り、浸水した大谷川沿いの住宅地や商店、橋げたが流された木津川の上津屋(こうずや)橋(通称・流れ橋、八幡-久御山町)などを調査しました。
(写真=橋げたが流された"流れ橋"を調査する前窪、山内、浜田の各議員
京都府内全域に甚大な被害をもたらした台風18号。日本共産党京都府議団(前窪義由紀団長、11人)は災害直後の16日から被災地の調査活動を実施し、府に救援、復旧、生活再建の緊急対策などを求めてきました。
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18日、光永幹事長、迫、西脇両議員は、舞鶴市加佐、福知山大江などの被災地を調査しました。
同地区はカーブミラーの上まで冠水し、滞留時間が長く、多くの体積土砂が流れ込んで家屋の激しい傷みがみられました。農業地帯で茶園の崩壊、農作物の痛み、農機器が水に浸かり廃棄処分せざるをえなくなった農機器などの甚大な被害状況がだされました。農業を始めて5年以内の新規就農者からは「来月から収入がなくなる。行政の支援がほしい」と訴えました。多くの住民から「生活資金が不足している」「農業ゴミの処理費用を考えてほしい」「借入金がある。再開できるか先が見えない」などの意見が出されました。
福知山市大江地区では、被災した住民宅を訪問して聞き取り調査を行いました。支援体制や家の前にゴミだしをしたいなどの要望を聞き取りました。
(写真=舞鶴、福知山で被害調査に取り組む光永、西脇、迫の各議員)
京都府内全域に甚大な被害をもたらした台風18号。日本共産党京都府議団(前窪義由紀団長、11人)は災害直後の16日から被災地の調査活動を実施し、府に救援、復旧、生活再建の緊急対策などを求めてきました。
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亀岡市の保津地域には原田、馬場両議員と同党亀岡市議団が調査に入りました。同市の保津川遊船企業組合は、桂川の氾濫で事務所1階部分が床上浸水し、周囲は湖になったかのような惨状に見舞われました。船は職員、船頭らが流されないよう守りました。原田、馬場両議員は同組合理事長から「一国も早く復旧したい。16キロもの川の現状調査がいる。危険な岩などを爆破するとなるとお金がいるがたくわえなどない。行政の支援をお願いしたい」と訴えられました。
本梅、園部両河川の堤防が決壊した南丹市穴人、横田両地区に、加味根、馬場両議員と同党南丹市議団が調査しました。両地区は農村地帯で、コメや農産物に被害がでました。墓石が流されたり、ビニールハウスの崩壊、農道の損壊などの被害がでました。床上浸水に見舞われた住宅には大量の土砂が家屋に流れ込み、住民は泥だし、ごみの運び出しにおわれていました。
(写真上=保津川遊船の被害を聞く原田、馬場両議員。下=流木が押し寄せ堤防が決壊した本梅川を調査する加味根、馬場両議員)
京都府内全域に甚大な被害をもたらした台風18号。日本共産党京都府議団(前窪義由紀団長、11人)は災害直後の16日から被災地の調査活動を実施し、府に救援、復旧、生活再建の緊急対策などを求めてきました。
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16日には、福知山市を中心とする中丹地域の被害状況を、光永幹事長、原田完、迫祐仁両府議が調査しました。
(写真=由良川の増水で水田や農道が冠水した福知山石原地区を調査する光永、迫、原田の各議員)
また桂川の流域の被災地を加味根、島田(以上、右京区選出)、成宮(西京区選出)、山内(南区)、馬場(伏見)の各議員も被災地の調査に取り組みました。北区では浜田議員、左京区でも光永議員が被害状況の調査に奔走しました。
(写真=桂川の氾濫でおみやげ店や旅館などが浸水被害に見舞われた、観光地・嵐山の被災状況を調査する原田議員)
20日、9月定例議会本会議(2日目)が開かれ、前窪義由紀(宇治市・久御山)と成宮まり子(西京区)議員が代表質問を行いました。
成宮まり子府議は、先ず始めに台風18号被害に遭われた方へのお見舞いを述べ質問に入りました。
昨日知事が、Xバンドレーダー受け入れを表明したことに対して、住民の声を聞いたと言えるのか、関西広域連合がオスプレイ日米演習を沖縄の負担軽減のためにと国に要請したが知事の考えを問い、沖縄軽減どころか基地の固定化につながる、なくすことが一番の解決だと迫りました。
そのほかに、社会保障改悪、国保一元化、原発再稼働、イオンモール(桂川)出店について質問しました。
前窪義由紀府議は、安倍政権の暴走政治から、府民のくらしを守る立場で質問しました。消費税増税がおこなわれれば京都府民のくらしと経済はどうなるのか、知事の認識を問いました。また、Xバンドレーダー配備やオスプレイ日米演習が進められようとしていることにふれ、安倍政権が憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使をしようとしていることについて、厳しく批判、知事の姿勢を追及しました。
ブラック企業と言われ「使い捨て」にする企業が、厚生労働省は京都で90社と示しているが、90社にとどまらず調査すべきではないかと提案しました。
府政運営のありかたについて、この間利益優先の民間企業に重要施設の建設等を丸投げしていることについて質しました。
なお、今日の本会議では「台風18号に伴う災害対策に関する意見書」が全会派一致で可決されました。
前窪府議と成宮府議の質問と答弁、意見書は下記からご欄ください。
京丹後市経ヶ岬の自衛隊分屯地に米軍専用のレーダー配備する問題で、知事は本日の府議会代表質問において受け入れを表明しました。
知事は、は自民党会派の質問に対し、「京丹後市長が協力すると表明し意見が揃った」とし、京都府としても国に協力していきたいと答弁しました。
府会議員団は「抗議の声明」を発表し、5時から行われた府庁正門前の抗議集会(京都に米軍基地いらない府民の会、主催)に全議員が参加し、光永敦彦幹事長が代表して議会の様子を報告しました。
最後にがんばろーのシュプレヒコールが行われました。戦いはこれからです。
日本共産党京都府会議員団(前窪義由紀団長、11人)は9日、山田知事が京丹後市への米軍レーダー基地を受け入れることを表明したことに対し、抗議し撤回することを求める声明を発表しました。
声明では、丹後の住民はじめ府民の反対や不安を無視して表明したものであるとして、厳しく批判。府民への裏切り行為であり、断固撤回するよう求めています。
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知事の受け入れ表明は、9日の代表質問で、自民党議員の質問に答える形でおこなわれたものです。
抗議声明全文(PDF)
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