議員団活動

月別アーカイブ:2014年10月

決算特別委員会知事総括質疑 かみね議員 西脇議員

2014/10/25 更新
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京都府議会決算特別委員会の知事総括質疑が24日開かれ、加味根史朗府議が京丹後市への米軍Xバンドレーダーの搬入強行や、河川改修の遅れによる災害発生について、西脇郁子議員が老人福祉医療制度の維持拡充、府の雇用問題の責任について山田啓二知事に質聞しました。

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 西脇郁子議員は、マル老制度(京都老人医療助成制度)の周知徹底や維持・拡充をに求めました。

マル老制度(65歳から70歳の医療翼の自己負担を3割から1割に軽減。70歳は今年度限り、所得制限あり)について、府がまともに周知しないなか、制度をていねいに知らせた八幡市では交付率が3割以上も増加し、宇治市では新たに70歳以上になった市民の50%以上が利用していることを指摘。制度を利用できる府民が漏れていることは問題だとし、医師会などの協力を得て医療機関の窓口でのポスター掲示や申請の説明書を固くことなど、ていねいな周知を求めました。

山田知事は「関係機関とも連携して広げていく」と約束しました。さらに府がマル老制度を来年度以降に自己負担額を2割に引き上げ、対象を市町村民税非課税世帯に大幅に縮小しようとしている問題で、「制度の維持と74歳までの拡充こそ必要だ」と要求しました。

山田知事は「年内に市町村の合意ができるように見直し案のとりまとめに全力をあげている」と制度改悪の方向をあらためて示しました。

また、府の事業所設置補助金を活用する企業に非正規から正規雇用に転換するよう求めることを要望しました。

知事総括質疑 西脇議員 質問と答弁 大要.pdf

 

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 加味根府議は、21日未明に強行されたレーダi本体搬入について、府が17日に搬入の連絡を受けながら、防衛省の「非開示に」との要講を受け、情報を公表しなかった問題を批判。さらに基地建設の工事着工も事前説明がなく、昨年から開かれていた防衛省と府、京丹後市の会議議事録を非公開にしたことなどを指摘し、「住民の安全・安心にかかわる情報を明らかにせず、安全・安心は確保できない」と追及しました。

山田知事は「情報を公開することで住民に危険が生じる場合は、防衛省の要請にもとづいて情報を公開しない」などと開き直りました。

災害問題では、昨年の豪雨災害をめぐり、整備率ゼロの河川で浸水被害が発生していることをパネルで示し「河川改修の遅れが災害発生の一因だ」と指摘。河川整備率は全国平均46%にたいし、府の河川整備率は36%(全国41位)にとどまり、予算も1998年の約233億円から13年は96億円に削減してきたことを批判しました。そのうえで、遅れているすべての河川を対象に河川整備計画の見直しをするよう求めました。

山田知事は、「今までの大きな被害は由良川の溢水(いっすい)」と述べ、中小河川の改修の遅れについてまともに答弁できませんでした。

かみね決算総括 質問と答弁(大要).pdf

Xバンドレーダー搬入強行 府庁前で抗議行動、共産党府会議員団が府へ申し入れ

2014/10/21 更新
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 現在建設が進められている京丹後市・経ヶ岬の米軍レーダー基地へ、本日未明、Xバンドレーダー本体の搬入が強行されました。

 日本共産党京都府会議員団は、京都府知事に対して申し入れを行い、府民に隠して本体搬入を強行したことに厳しく抗議しました。

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 申し入れに対応した府の理事者は、「防衛省から本体持ち込みの電話連絡が17日午後にあったが、防衛省から府民には知らせないように言われた」ことを認めました。

 申し入れには、前窪義由紀団長、加味根史朗副団長、原田完府議、山内佳子府議、西脇郁子府議、浜田良之府議、成宮真理子府議が参加しました。

↓申し入れ本文はこちら

米軍・Xバンドレーダーの搬入強行に抗議する 申し入れ.pdf

また、本日17時より、「府民の会」の皆さんと府庁正門前にて、抗議宣伝が行われ、共産党府会議員団も参加し、前窪義由紀団長が、知事への申し入れや議会論戦の様子を報告し、レーダー本体の撤去、基地建設の中止に向けて力を合わせようと、呼びかけました。

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米軍レーダー基地問題で、防衛省が会議録文書を非公開に

2014/10/15 更新
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 京丹後市経ヶ岬への米軍レーダー基地建設の問題で、府や防衛省が開催していた会議の記録文書について、防衛省の判断で非公開にされたことが分かりました。日本共産党の島田敬子府議(右京区)の質問で明らかになりました。

 同公文書は、防衛省、府、京丹後市、京丹後署の4者が非公開で昨年11月~今年9月までに16回開かれた同レーダーの「配備に係る打ち合わせ会議」。「京都新聞」(5日付)で報道されたもので、会議録の多くを×印で伏せているとしています。

 島田議員が7日、決算特別委員会の総務部書面審査でこの問題を取り上げ、事実関係について確認した上で、「住民生活に関わるものは非公開にする必要がないのではないか。非公開の判断は誰がしたのか」と質問。府の理事者は「防衛省の法から、『これは出すべきでない』という判断をいただいた上で非公開の判断をした」と答弁しました。

 島田議員は「これまでも肝心かなめの問題は『防衛機密』とされてきた。府民の安心安全を守る要望に対しても答えていない。防衛省は日本国民との信頼関係よりも、米国との信頼関係を大事にするのか」と批判。ドクターヘリ運用によるレーダー停波問題や、テロや攻撃の標的となる危険性を指摘し、米軍基地建設反対を訴えました。

 島田議員による質疑全文(大要)はこちら↓

決算特別委員会-米軍レーダー基地(島田議員).pdf

「丹後に米軍基地いりません 10・4京都府民大集会」

2014/10/06 更新
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 京都府京丹後市での米軍レーダー基地建設をめぐり、レーダー本体が今月中にも搬入され、12月からの本格運用が計画されている中、現地の京丹後市宇川では4日、「丹後に米軍基地いりません 10・4京都府民大集会」が開催されました。

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 米軍基地建設反対丹後連絡会、米軍基地建設を憂う宇川有志の会、米軍基地いらない京都府民の会が呼びかけたもの。府内各地から1400人以上が集まり、集会後は基地建設地周辺をデモ行進、基地建設撤回を求めました。日本共産党京都府会議員団(前窪義由紀団長、11人)も参加しました。

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 集会では、安保破棄中央実行委員会の小泉親司事務局次長が米軍基地の危険性を記念講演で示し、米軍基地被害者救援センターの武市菜穂子氏が米軍犯罪被害の実態などを告発しました。さらに憂う会の永井友昭事務局長は、通常時間帯や休日には工事をしないなど、米軍が着工前に約束したことがほとんど破られ、軍人軍属が起こした自動車の事件事故についても罰せられないことから、住民の安心安全は全く守られていないと強調。「今日のデモで基地撤回の意思を示しましょう」と力を込めました。また、日本共産党の倉林明子参院議員が連帯のあいさつをしました。

 

9月議会 緊急府議会報告会を開催しました

2014/10/06 更新
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 日本共産党京都府会議員団(前窪義由紀団長、11人)は2日、京都市中京区で報告会を開き、70人が参加しました。京都府議会9月定例会での議員定数問題の暴挙や、米軍レーダー基地工事中止を求める請願が否決されたことなどについて報告しました。

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 前窪団長があいさつし、光永敦彦幹事長、加味根史朗副団長が報告しました。定数削減(左京区)の暴挙については、加味根副団長が報告しました。(以下、報告の概要を紹介します)

 これまで議会改革検討小委員会において、自民党が京都市内の定数を10減らす案を提案し、日本共産党が「一票の格差」を2倍以上とする暴論だと批判しました。民主・公明もこれに同調し、小委員会では「一つの結論に取りまとめるのは困難」としました。

 しかし、自民党はこれを全く無視し、本会議直前の非公開の場で突如、宇治市・久世郡(定数4)を1増、左京区(定数4)を1減とする「1増1減」を提案し、公明党と強行採決しました。これはまさに議会制民主主義を破壊する暴挙であり、自民党が府議会で単独過半数を獲得するための党利党略でしかありません。

 本来なら、「一票の格差」がより大きい木津川市・相楽郡(1.74倍)が優先的に検討されるべきです。さらに左京区の「一票の格差」は、1.28倍から1.71倍に逆に拡大されることになります。

 今年4月の宇治市・久世郡の府議補欠選挙で自民党は2議席となりました。この選挙区での定数1増は、自民党の2人を当選させる条件づくりではないかとの批判が出るのは当然です。左京区についても、現有2議席の民主、2議席目を目指す共産の議席を増やさないためと言われても仕方ありません。まさに、京都市内の定数を減らすことで、自民党だけで過半数獲得を目指す地ならしの一歩です。

 共産党は論戦をリードし、自民党の10削減案は葬り去ることができました。しかし公明党は最後に脱落しました。南区と右京区の自らの議席を守りたかったわけです。

 加味根副団長は最後に、「来春のいっせい地方選挙、日本共産党の前進でこの暴挙に審判を下しましょう」と呼びかけました。

 報告会では、参加してくださった府民の方からも、この自民党の暴挙に対して怒りと疑問の声が出されました。

9月府議会 緊急議会報告会開催のお知らせ

2014/10/01 更新
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 京都府議会9月定例会が9月11日から開催されています。

今議会では、自民、公明が党利党略の定数条例を強行し、議会史上最高件数の「米軍基地建設の中止と撤回を求める請願」、「消費税増税の中止を求める請願」を、自民・民主・公明が否決しました。

こうした暴挙、これまでの経過や議会での議論の様子などを、府民の皆さんにお知らせし、今後さらに運動をひろげるため、緊急の議会報告会を短時間で行います。

ぜひご参加ください。9月議会 緊急府議会報告会(10月2日).jpg

9月議会 緊急府議会報告会

日時:10月2日(木) 午後6時30分~

場所:ハートピア第5会議室(京都府立総合社会福祉会館 烏丸丸太町下る東側)

 緊急報告会案内のビラ(PDF)はこちら。

  ↓

9月議会 緊急府議会報告会開催のお知らせ ビラ.pdf

自民、公明が党利党略による定数条例強行 党が抗議声明

2014/10/01 更新
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 9月30日の府議会最終本会議で自民党が突如提案した「1増1減」案が公明党の賛成で強行可決されました。日本共産党京都府会議員団は「議会の民主的運営を踏みにじり、府民不在の党利党略の暴挙。満身の怒りを込めて抗議する」と厳しく批判し反対しました。

自民、公明の暴挙に党議員団は、抗議声明を発表しました。

声明全文はこちら。

 ↓

声明 自公の定数条例強行に激しく抗議する.pdf

 

光永幹事長が反対討論

 本会議では光永敦彦幹事長が、自民党の定数条例案への反対討論を行いました。

 光永 定数問題議案反対討論.pdf

◇    ◇    ◇

 

本会議直後、同府議団と党左京地区委員会は、左京区百万遍で抗議の宣伝を行いました。前窪義由紀団長は「来年のいっせい地方選挙で、自公の暴挙に府民の審判を下し、決着をつける。わが党は全力をつくす」と訴えました。20140930定数抗議宣伝.jpg

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