京都府と関西電力株式会社による「安全協定」締結について (談話)
2015/02/27 更新
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京都府と関西電力株式会社による「高浜発電所に係る京都府域の安全確保等に関する協定書」の締結について(談話)
2015年2月27日
日本共産党京都府会議員団
団長 前窪 義由紀
本日、京都府は関西電力株式会社と、原子力規制委員会が3、4号機を審査合格とした関西電力高浜原子力発電所(福井県高浜町)について、いわゆる「安全協定」を締結した。
今回の「安全協定」には、京都府の意見表明権や関西電力株式会社の回答義務を盛り込んだというものの、最大の課題であった「地元同意権」は、盛り込まないものとなり、府民の願いに背くものである。その結果、関西電力株式会社と政府が急ぐ高浜原子力発電所3、4号機の再稼働については、「安全協定」の対象外となり、事実上、再稼働を容認することにつながるものである。
これまで、わが党議員団は、原発ゼロの立場から、高浜原子力発電所の再稼働を許さないことを一貫して求め、また原子力規制委員会が高浜原子力発電所3、4号機について「新規制基準」に適合しているという「審査書」を正式決定した際にも、その撤回を厳しく求めた。また、再稼働と「安全協定」をめぐり、府民の皆さんや各種団体の皆さんが、繰り返し「再稼働を許すな」「同意権なき安全協定は問題」と京都府庁前の宣伝や知事への申し入れを行うなど、高浜原子力発電所3、4号機の再稼働の動きを許さない声は、いっそう大きく広がっている。
わが党議員団は、こうした皆さんと力を合わせ、再稼働を許さないために、議会内外で引き続き全力をあげるものである。
以上