台風21号被害緊急調査
10月22日夕方からの台風21号の豪雨と強風により、府内全域で大きな被害が発生しています。特に、福知山市、舞鶴市など北部4市では、河川の氾濫、人家への床下床上浸水が200戸以上。また、田畑の冠水、農業施設の損壊、商店の浸水被害、土砂崩れなどによる道路の不通や停電などが起こっています。
25日、府会議員団は倉林明子参議院議員と被災した舞鶴市及び福知山市の緊急被害調査を行いました。調査には、光永敦彦議員団幹事長、本庄孝夫議員、山内中丹地区委員長、舞鶴市会議員団、福知山市会議員団が同行しました。
調査は、舞鶴市では西舞鶴の真名井商店街、由良川左岸の志高地区。福知山市では浸水した石原地区の住宅街、大江町に入りました。
被災された皆さんからは、「台風23号以来、浸水被害が何度も。何とかならないのか(ひどい場所は5回目)」「もう限界。商売を続けられない」「移転を考えないと」との声。
農業被害も深刻で「パイプハウス全滅。正月に向けた葉ボタンなど2000万円の損害。ハウス再建に1000万円はかかる」。商店街の皆さんからはからは「冷蔵庫や自動販売機がやられた」「商品の水没」。そして「これまでの対策だけではだめ」「行政に何とかしてほしい」などの切実な声が多く寄せられました。
また、議員団には府内各地の被害状況の連絡と緊急対策を求める要請が入っています。
南丹市佐々里地区では、府道の土砂崩れにより孤立状態に、また送電線が切れたため停電が発生、25日夜現在4日間停電になっています。党議員団は、25日夜に南丹振興局と土木事務所に対し、南丹市と協力して緊急対策実行を求める申し入れを行いました。
舞鶴市の府営住宅の屋根が吹き飛ばされ、高齢の居住者の行き場がなくなっていることも連絡があり、緊急の対策を求めました。
森下議員は八幡市など府南部の茶園など農業被害の調査にもまわっています。
党議員団は調査をもとに緊急の申し入れを行う予定です。