議員団活動

議員団活動

「2018年5月府議会臨時会を終えて 」 談話を発表

2018/05/22 更新
この記事は 7 分で読めます。

2018年5月府議会臨時会を終えて

2018年5月21

日本共産党京都府会議員団

団長 前窪 義由紀

 

1、5月14日から開かれていた5月府議会臨時会が17日閉会した。

  今臨時府議会は、西脇新知事の下での初めての議会であり、また議会運営委員会委員や委員長、理事の選任、予算委員会と常任・特別委員会の正副委員長、関西広域連合議会議員等の選出など、京都府議会を構成する役員を選出することを主な目的とする議会であった。

  この間、京都府議会では、わが党以外の会派(自民・公明・民進・維新)によって、府議会第二党であるわが党議員団を、常任・特別委員会正副委員長をはじめとした各役職から排除するという異常な事態が続けられてきた。このため、わが党議員団は議会開会日に、議会制民主主義を踏みにじる事態の是正を求め、議長ならびに各会派に対し「民主的な府議会構成の確立を求める申し入れ」を行った。

  ところが今回も、自民党、公明党、府民クラブ(民進党から名前を変更)、維新の党の各会派が相談し各役職を独占するという旧態然とした「オール与党」体制により、予算特別委員会、常任・特別各委員会の正副委員長からわが党議員団をすべて排除するという暴挙を行った。満身の怒りを込めて抗議するものである。

  そもそも、選挙で示された議席数に応じて、議会役職を選出することは議会制民主主義の前提として当然のことである。まして先の京都府知事選挙でも示された多様な民意を尊重し、府政に反映する上で、第二党であるわが党をすべての府議会会派がまとまって排除する共同歩調をとることは異常であり、府議会「オール与党」の責任は極めて重大である。

  一方、前回の選挙でわが党議員団が第二党に躍進したことにより、関西広域連合議会議員については、オール与党体制で選挙を行ってもわが党議員を選出せざるを得ないため、昨年度から会派議員数による指名推薦を行わざるを得なくなり、今回も指名推薦で浜田良之議員が選出されることとなった。

わが党議員団は、今回の暴挙に断固抗議し速やかな是正を求めるとともに、来春の統一地方選挙では、議席を大いに増やすことで、異常な事態を是正せざるを得ない状況を作り出すため、全力を尽くすものである。

 

2、本議会に提案された議案6件のうち、第5号議案「副知事の選任について同意を求める件」は保留し、他の議案は賛成した。

  山内修一副知事の再任について、わが党議員団は天下り人事や知事3人制には反対であるが、今回は内部登用人事であるため態度を保留した。

 

3、国会も最終盤に向かう中、森友問題、加計問題、セクハラ問題、公文書改竄問題をはじめ安倍内閣に政権担当能力がないことは明白である。わが党議員団は、誠実に市民と野党の共同をすすめ、その力で安倍政権の退陣を求め、また西脇新知事の府政を府民目線で厳しくチェックするとともに、先の京都府知事選挙で示された暮らしの切実な願いを実現するため、全力を挙げるものである。

2018年5月府議会臨時会を終えて.pdf

以上