京都府議会12月議会 成宮まり子議員が代表質問
2018/12/10 更新
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京都府議会12月議会の代表質問が7日あり、日本共産党の成宮まり子府議が、西脇隆俊知事に国保料引き下げや高齢者介護問題などを求めました。
成宮府議は議員団で取り組んできた「高齢者くらしアンケート」をもとに質問しました。
京都府国保運営協議会で、来年度の国保料が増加する見込みとされたことに対し、これまで国保の都道府県化で国保料は下がるかのように言ってきた府の態度を批判。国に公費負担1兆円の増額などを求め、府としても保険料引き下げに乗り出すべきだと求めました。
知事は「(介護保険の)制度維持のためには介護サービスの回数制限は必要」「国保料は市町村が決める」などと、府民の実態を見ない冷たい答弁に終始しました。
成宮府議は安倍政権の「地方創生」の名で、自治体業務を企業の「もうけの場」にする府政を批判。京都スタジアム建段、文化庁移転、府営住宅の管理民営化、府立文化施設の廃止・移管など、府民財産を企業の儲けの手段とする動きを中止するよう求めました。
知事は「民間のノウハウを生かす」などと述べました。
成宮府議は、長時間労働根絶のための体制確立や、最低賃金時給 1500円をめざす研究と具体化、ハラスメントの防止・啓発など5点を含む、誰もが安心して働き続けるための新たな条例の制定を提案しました。
知事は深刻な雇用実態について「現状で良いとは思っていない」としながら、「条例は必要ない」と背を向けました。
また、大資本によるホテル建般の呼び込みなどを批判。京丹後の米軍レーダー基地について地位協定に見直しとともに撤去を厳しく求めました。