5月臨時府議会 「京都府議会の民主的構成についての申し入れ」
府議会の新しい構成や議長、副議長、各委員会の正副委員長などを決める5月臨時府議会が本日開会しました。会期は5日間の予定です。
日本共産党京都府議会議員団は、本日府議会各会派に対して以下の「京都府議会の民主的構成についての申し入れ」を原田団長、光永幹事長が行いました。
(会派名)議員団 様
2019年5月20日
日本共産党京都府議会議員団
団 長 原田 完
京都府議会の民主的構成についての申し入れ
本日、五月臨時府議会が開会しました。
本府議会は、府会議員選挙により各党会派の議員数が決まったことにもとづき、正・副議長や監査委員、各委員会の正・副委員長など議会の構成を決定する重要な議会です。
京都府議会基本条例は、「議会は、府民から信託された議員によって構成される府民の代表機関」と定めており、その実現のためには、民意を正しく反映した公正・公平な議会役員の選出と民主的な議会運営は不可欠の課題です。
ところが、京都府議会では、議長、副議長、議会選出監査委員、および常任・特別・予算・決算委員会の正・副委員長から日本共産党を排除するという不正常な事態が二十年以上にわたって続いています。
本来、議会構成に多様な民意を反映することは憲政の常道です。また、議会運営は民主的に全会一致で行うことが必要であり、わが党はこれに協力してきました。さらに、今回の府会議員選挙で、日本共産党は前期に続き議会第2党となりました。
こうした経緯をふまえ、歴史と伝統ある京都府議会として、府会議員選挙の結果にもとづき、第1会派が議長、第2会派が副議長とし、委員会の正・副委員長は会派の議席数に応じて公正に配分するなど、府民から見て不正常な事態についてはすみやかに解決すべきと考えます。
以上の立場から、五月臨時議会の開催にあたり、次の事項について実現されるよう申し入れるものです。
1. 正・副議長選出に当たっては、府民的に見て選出される経過や基準を明らかにするため、議席数に応じ、第1会派から議長、第2会派から副議長を選出すること。
2. 議会選出の監査委員については、府政の透明性を高め、府民の信頼にこたえるためにも、民意を反映した選出を行うこと。
3. 議会の構成にあたっては、常任・特別委員会の正・副委員長は、各会派の議員数に応じた配分とすること。また、予算・決算特別委員会の正・副委員長についても、その原則を貫くこと。
以 上