京丹後市経ヶ岬の米軍レーダー基地の発電機が住民との約束を破り、説明もなく18日から24時間運転していることが判明しました。日本共産党京都府会議員団は20日。京都府に対して厳しく抗議するとともに、発電機の運転即時中止を求める申し入れを行いました。申し入れは光永敦彦幹事長、迫祐仁、浜田良之議員が行いました。
2019年6月20日
京都府知事 西脇隆俊 殿
米軍経ケ岬通信所(Xバンドレーダー基地)発電機再稼働に関する申し入れ
日本共産党京都府議会議員団
団長 原田 完
経ケ岬の米軍レーダー基地のデイ―ゼル発電機が、6月18日から昼夜連続で稼働していることが、京丹後市による市議会への報告と住民の皆さんの共産党府議団への連絡で明らかになった。本日20日11時間現在でも稼働していることが確認されている。
発電機の稼働については、メンテナンスの時にしか運転しないとの住民との約束を破り、5月半ばから24時間連続運転が続き、深夜の騒音などで、住民からの中止を求める声があいついだ。 日本共産党は即時運転を停止するよう求めてきたところである。
6月17日の定例本会議で、知事は「6月の連絡会で米軍司令官から、今後は週末・夜間の稼働は控えるよう、担当者に周知した旨の回答があった。府民の安心・安全を守る立場から、問題が生じるような場合には、防衛省に速やかに厳しく対応を求める」と答弁した。
しかし、答弁の翌日に、またしても住民への説明もないまま、発電機の再稼働や24時間運転が強行された。
住民との約束が踏みにじられ、知事の答弁とは全く相いれない事態が発生しており、党府議団は厳しく抗議するとともに、京都府が、米軍及び防衛省に対して以下の点を直接申し入れるよう、強く求める。
一、 発電機の稼働を直ちに停止すること
二、 住民に、一連の経過について説明を行うとともに、謝罪をすること
三、 原因の徹底究明と、再発を防止すること。
以上