25日 議長と各会派に「京都府議会の民主的構成についての申し入れ」
京都府議会議長 田中 英夫 様
2020年5月25日
日本共産党京都府議会議員団
団 長 原田 完
京都府議会の民主的構成についての申し入れ
5月22日、5月臨時府議会が開会しました。本府議会は、コロナ被害に対する緊急対策の補正予算を審議するとともに、各委員会の正・副委員長など議会の構成を決定する重要な議会です。
京都府議会基本条例は、「議会は、府民から信託された議員によって構成される府民の代表機関」と定めており、その実現のためには、民意を正しく反映した公正・公平な議会役員の選出と民主的な議会運営は不可欠の課題です。
ところが、京都府議会では、議長、副議長、議会選出監査委員、および常任・特別・予算・決算委員会の正・副委員長から日本共産党を排除するという不正常な事態が二十年以上にわたり続いています。
本来、議会構成に多様な民意を反映することは憲政の常道です。また、議会運営は民主的に全会一致で行うことが必要であり、わが党議員団はこれに協力してきました。また、わが党議員団は議会第2党の位置を占めているのです。ましてや、コロナ禍で府民の暮らしも営業も極めて深刻で、その対応に全力をあげるべき時に、議会運営で異常な事態を継続することは、府民的にみてとうてい理解を得られるものではありません。
こうした経緯をふまえ、歴史と伝統ある京都府議会として、委員会の正・副委員長は会派の議席数に応じて公正に配分するなど、府民から見て不正常な事態について、すみやかに解決すべきです。
以上の立場から、5月臨時議会の議会構成検討にあたり、常任・特別委員会の正・副委員長は、各会派の議員数に応じた配分とすること。また、予算・決算特別委員会の正・副委員長や、各種役員選出についても、その原則を貫くことを申し入れるものです。
以上