6月議会開会 自民党会派からの副議長選出に抗議
本日、6月定例府議会が開会しました。
冒頭、副議長選挙が行われ、わが党議員団は原田完団長を副議長候補として臨みましたが、他のすべての会派により、自民党・前波健史議員が新しい副議長に選出されました。
これは、会派議員数に応じた役員選出という憲政の常道に反するとともに、自民党会派所属の前副議長が議会運営に混乱を生じさせた責任を取って辞任したという、今回の副議長選挙に至る経過に照らしても重大です。
党議員団では、この件について厳しく抗議する声明を発表しました。
府議会副議長を再び自民党会派から選出したことに抗議する
2020年6月11日
日本共産党京都府会議員団
団長 原田 完
本日、6月定例府議会が開催され、冒頭、副議長選挙が行われ、わが党以外の議員の投票により、自民党会派所属の前波健史氏を副議長に選出したことに、わが党議員団は厳しく抗議する。
わが党議員団は、会派議員数に応じた役員選出を行うという憲政の常道の立場に立ち、副議長は府議会第二党であるわが党会派から選出すべきと一貫して求め、本会議では原田団長を副議長候補とした。
府議会は2年に一度、議長および副議長選出する申し合わせとなっている。ところが先の5月臨時府議会で、自民党会派所属の二之湯真士氏が、予算特別委員会全体会において新型コロナウイルス感染症対策補正予算に唯一人賛成しなかったことで、自民党内が大混乱に陥った。その結果、議会運営に大きな影響を与えることとなり、二之湯氏は責任をとる形で6月定例会開会前に副議長を辞任することとなった。
今回、自民党会派所属議員が副議長を辞職したにもかかわらず、その後任に再度、自民党所属議員が独占することは、全く道理がない。その上、コロナ禍で府民の暮らしが大変な最中に、副議長ポストをどこが担うのか等、時間を費やすなど、府民的に見て恥ずかしい限りである。
しかも、わが党会派以外がすべて自民党会派所属の前波氏に投票するなど、オール与党の酷さぶりを改めて内外に明らかしたことは重大である。
わが党議員団は、コロナ禍から府民の命と暮らしを守るとともに、広範な府民の皆さんと力を合わせ、これまでの政治の歪みをただす論戦を行うため、全力を尽くすものである。
以上