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自衛隊「エアフェスタ経ヶ岬 2022」における 住民生活をおびやかす「展示飛行」の中止を求める申し入れ

2022/05/27 更新
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京丹後市の航空自衛隊経ヶ岬分屯基地開庁65周年記念行事の一環として、自衛隊戦闘機などの展示飛行が計画されています。すでに行われた事前訓練では、爆音と振動、低空飛行などに住民から多数の不安の声が寄せられています。日本共産党府議団は27日、京都府知事に対し、原田完団長、成宮まり子、浜田良之、水谷修各議員が以下の申し入れを行いました。

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2022 年5月 27 日

京都府知事 西脇隆俊 様

日本共産党京都府議会議員団

団長 原田 完

 

航空自衛隊経ヶ岬分屯基地「エアフェスタ経ヶ岬 2022」における

住民生活をおびやかす「展示飛行」の中止を求める申し入れ

 

航空自衛隊経ヶ岬基地は、分屯基地開庁 65 周年記念行事として、5 月 29 日に網野町八丁浜において「エアフェスタ経ヶ岬 2022」を開催し、F15 戦闘機などの展示飛行を実施するとしている。すでに実施された 24 日から 26 日の事前訓練では、住民から「ものすごい爆音と振動でガラスが割れるかと思った」「戦闘機2機が異常な低空飛行をしていて、住宅にぶつかるかと不安になった」「子どもが怖がっている。今までこんな訓練はなかった。どうなるのか」などの不安が多数寄せられ、住民生活に大きな影響が及んでいる。

「エアフェスタ」当日には、午前 10 時から午後 2 時まで多数の戦闘機や輸送機などの展示飛行が予定されており、さらに住民生活がおびやかされる事態が推測される。

 

ところが本府は、訓練や当日の計画について、事前の情報把握や府民への告知も行わず、爆音など危険な訓練や計画の中止・変更を求めることも行っておらず、これでは、府民の平穏な生活や安心安全を守る役割を果たしているとはいえない。

府域では、航空自衛隊奈良基地での「基地祭」等に関しては、事前に関係自治体への説明を行わせる、市街地・住宅密集地上空は使用しない、曇天などの場合は中止などのルールが確立されてきた。しかし、今回の経ヶ岬基地ではそうしたルールさえないまま、これまでにない大規模な展示飛行や訓練が進められていることは重大である。

さらにいま、2015 年安保法制の成立、ロシア・ウクライナ危機に乗じた憲法改定、「敵基地攻撃能力・核共有・軍事費 2 倍化」の動きや、京丹後米軍レーダー基地での度重なる約束破り、米軍オスプレイの京都市内市街地上空での目撃、核搭載可能な米艦船の舞鶴港入港など、日米一体化の危険な動きに、府民のなかで不安と批判が高まるなかでのことであり、こうした府民の声に、本府として応えるべきである。

 

ついては、京都府におかれては、防衛省・航空自衛隊及び国土交通省に対し、①経ヶ岬分屯基地「エアフェスタ経ヶ岬 2022」における「展示飛行」等について、府民生活をおびやかし重大な影響を及ぼす計画は中止すること、②府民の安心安全を守るため、今後は基地祭や訓練などの計画・飛行ルート等について、事前に自治体に説明を行い、自治体と住民からの要望に応えること、をつよく要請していただくよう、求めるものである。

以上

220527経ヶ岬自衛隊申し入れ.pdf