12月議会閉会 「加齢性難聴者に対する補聴器購入の公的支援制度の創設を求める意見書」が採択
12月5日に開会した12月定例府議会は、12月23日に閉会しました。今議会は、政府による「大軍拡・大増税」の強行、安保3文書改訂など。日本が戦争する国へ転換するのか許すのかという重大な局面で行われた議会でした。また、引き続くコロナ禍、高齢者の社会保障の大改悪など、府民のいのちと暮らしは「非常事態」ともいうべき事態であり、府民を守る府政の役割発揮と各党の態度が厳しく問われました。
また、今後20年の京都府のあり方を検討する総合計画の改定が審議されました。
日本共産党府会議員団は、本会議質問、常任委員会審議、府総合計画審議、知事総括質疑などを通じ、府民の運動と結んだ論戦を行いました。
議案討論 森下よしみ議員
23日日の最終本会議本会議では、府総合計画案や補正予算を含む30件の議案採決が行われました。日本共産党府会議員団は、第3号個人情報の保護に関する法律施行条例制定の件、第4号デジタル社会の形成をはかるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例制定の件、第11号「京都府総合計画」将来構想を定める件、第12号「京都府総合計画」基本計画を定める件、第13号「京都府総合計画」地域振興計画を定める件、第15号京都府道路公社が行う有料道路事業の実施にかかる同意の件、第16号京都府道路公社定款変更にかかる申請の件について反対し、他の議案に賛成しました。
議案討論は森下よしみ議員が行いました。
森下議員討論全文
意見書・決議案討論 ばばこうへい議員
党府会議員団は、「敵基地攻撃能力の保有、軍事費2倍化、大増税に反対する意見書」など12件の意見決議案を提出。他会派が提出した5件の意見にも賛成しました。
ばば議員討論 全文
提案された意見書 一覧
加齢性難聴者に対する補聴器購入の公的支援制度の創設を求める意見書が全会一致で可決!
12 月府議会に提案され、全会一致で可決されました。この間、「補聴器の公的補助を求める会」(代表佐野春枝)などが、難聴者の補聴器購入にあたって公的支援を求める署名運動に取り組まれ、今年の 2 月議会には府議会に陳情にこられ、各会派ともねばり強く公的支援の必要性を訴えてこられました。
こうした府民的な運動を背景に各会派の態度が変わり、今回の意見書可決に至りました。
都道府県では 7 番目となり、府議会での動きが、福知山市議会での新たな意見書採択の流れも作りました。具体的な制度実現へ引き続き奮闘する決意です。
子ども医療費助成の充実を求める意見書も全会一致で可決
4 月の京都府知事選挙でも大きな争点となった子育て支援策では、この間、京都府が医療費助成の拡充を表明し「あり方検討会」が立ち上がるなど、府民の世論と運動、府会議員団の論戦が府政を動かしてきました。その中で、知事与党会派も無視できなくなり、「国において、子どもを対象とした医療費助成の制度化を強く要望する」意見書が提案され、全会一致で可決されました。
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