12月定例会の代表質問(9日) 西山のぶひで議員
京都府議会12月定例会の代表質問が9日行われ、西山のぶひで議員が、西脇知事に質問を行いました。
西山議員は最初に、報道されている副知事のセクハラ発言について、あってはならないことであると指摘しました。また、被害者に対する丁寧な対応と事実の究明・検証を行い、府民・議会に報告することを求めました。
西山議員は、質問の第一にコロナ感染拡大への緊急対策を取り上げ、インフルエンザ等の発熱者にも対応できる公的発熱外来に設置などを要求。さらにコロナ感染者が入院できず亡くなったケースを検証し、原則入院へ改善するよう求めました。知事は「入院は状況を見ながら的確に判断できている」と実態を見ない答弁を繰り返しました。
物価高騰から府民の暮らし、京都経済を守る緊急対策について西山議員は、消費税の減税、インボイス(適格請求書)中止、「ゼロゼロ融資」を別枠で切り離し新規融資制度を創設することなどを国に求めるよう要請しました。知事は「インボイスは適正課税のために必要」と答弁。融資制度は「国が新たな信用保証制度の創設を表明しており、それを活用した融資制度を検討する」と答えました。
西山議員が北山エリア整備で府が繰り返し住民に約束している住民説明会開催を求めたことに対して、知事は「どのように意見を聞くか順次検討する」などと不誠実な答弁に終始しました。
西山議員は、高校卒業までの医療費無料化、給食費無償化、タブレット端末の原則公費負担、高等教育無償化の推進など、子育て・教育費支援策の実施を要求。介護保険や健康保険証廃止など国による制度改悪の中止を求めました。
また、府が急速に推進しようとしている水道広域化、北陸新幹線延伸問題など府の姿勢を厳しく批判しました。
(写真はKBSテレビ放映画面)
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