2月議会予算委員会知事総括質疑 成宮議員 水谷議員
京都府議会2月議会の予算委員会知事総括質疑が2日行われ、成宮まり子議員と水谷修議員が質問に立ちました。
成宮まり子議員 子ども医療費助成拡充 給食費無償化 中小企業支援
成宮議員は、府の子どもの医療費助成制度が通院で小学校卒業まで拡充される一方で、全国では18歳まで広がっていると指摘。府内の市町村でも大半が中学校や高校卒業までの助成を実施しているとし「18歳までの無料化は当たり前になりつつある。府も高校卒業まで拡充すべきだ」と求めました。学校給食費の無償化も府として積極的役割を発揮するよう要求しました。
西脇知事は「引き続き府内全体で子育て環境の充実を図りたい」と述べるにとどまりました。
中小企業支援では、「ゼロゼロ融資」の借り換え制度に歓迎の声が寄せられる一方で、対象にならない業者の切実な声を紹介し、事業者への直接支援や制度緩和を要求。建設労働者の賃金が横ばいであるとし、実態調査や賃上げの仕組みづくりを求めました。知事は「設計労務単価の引き上げが建設労働者にどうわたるか大きな課題」との認識を示しました。また、府消費生活安全センタ―の相談員などの実態を取り上げ、会計年度任用職員の雇用継続と処遇改善を求めました。
質疑大要 以下PDFをご覧ください
動画は以下のサイトから
https://gikai.congress-streamsp.jp/KyotoPrefGikai/embedPlayer.asp?Id=20230303125103
水谷修 議員 北陸新幹線延伸問題 コロナ感染「留め置き」問題 北山エリア開発
水谷修議員は北陸新幹線延伸問題などを取り上げました。今春着工を断念した国が事業認可前に調査費を計上したことは「不法な調査、不当な予算だ」と批判し、「国との事前協議に応じるべきではない」と迫りましたが、知事は「説明があった段階で検討する」とあいまいな答弁に終始しました。
コロナ感染で入院できず、施設への「留め置き」や自宅で多数の府民が亡くなっている事実を、京都府保険医協会の調査結果や警察資料で示し、「高齢感染者が医療を受けることができるよう体制と施設整備をするべきだ」と求めましたが、知事は応じませんでした。
北山エリア開発について、「府立大の老朽校舎改築や学生体育館の建て替えを急ぐべきで、巨大アリーナ建設とは切り分けて考えるべきだ」と提起し、府が約束した北山エリア全体についての説明会の開催を繰り返し求めました。
質疑大要は以下のPDFをご覧ください
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