2月定例府議会 成宮議員が議案討論
2月15日から始まった2月定例会ですが、追加提案された議案のうち33件の議案について、本日3月9日に採決が行われました。
日本共産党京都府会議員団からは、成宮議員が議案討論に立ちました。
成宮議員は、議題となっている議案33件すべてに賛成するものの、そこに含まれる「専用球技場整備費」のPFIコンセッション導入可能性調査にかかる2000万円の予算と繰越明許費については問題があると指摘し、反対しました。
↓討論全文はこちらをご覧ください。
2月15日から始まった2月定例会ですが、追加提案された議案のうち33件の議案について、本日3月9日に採決が行われました。
日本共産党京都府会議員団からは、成宮議員が議案討論に立ちました。
成宮議員は、議題となっている議案33件すべてに賛成するものの、そこに含まれる「専用球技場整備費」のPFIコンセッション導入可能性調査にかかる2000万円の予算と繰越明許費については問題があると指摘し、反対しました。
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京都府議会2月定例会の一般質問が2月22、23、24日の3日間で行われ、日本共産党のかみね史朗(22日)、原田完(23日)、まえくぼ義由紀(24日)各議員が質問に立ち、知事と関係理事者へ質問しました。
かみね議員は、障害者の尊厳と人権を守る対策について、知事の認識を問うとともに、障害者が65歳以上も無料で必要な介護サービスが受けられるように制度化することや、視覚障害者が安心して暮らしていくための環境整備をすることを求めました。また、介護人材の確保と労働条件の改善について、希望が持てる介護職場を目指して、毎年給与がアップするよう府独自対策の実施を迫りました。
原田議員は、京都経済センター建設と中小企業会館について、重要な役割を果たしている中小企業会館は閉館ではなく存続を図るべきだと厳しく追及。経済センターへの行こうにかかわって、行政関与に疑問を感じるものがあると指摘し、中小企業センターの自主性を守るよう求めました。また、文化財修復にかかわって、暫定登録文化財制度を契機に、文化財修復技術継承と後継者育成へ本腰を入れることや、漁業振興にかかわって、定置網更新への助成制度や浜ごとの総合的な支援強化の検討を求めました。
まえくぼ議員は、北陸新幹線延伸について、北陸新幹線誘致ではなく、JR奈良線の整備、生活踏切対策こそ優先すべきだと訴えました。また、城陽市の東部丘陵地整備計画について、新名神開通を口実にした山砂利採取跡地の再開発は大問題だとし、保安林回復、産廃撤去、地下水汚染対策など、本来の役割を果たすよう厳しく求めました。さらに、アスベストの被災者救済、再発防止対策について、府としての補助金制度の実施など、実効性のあるアスベスト飛散防止の実効性ある対策を求めました。
2月15日から開会した2月定例会は、本会議質問に続き、本日27日から来年度当初予算関連議案を集中的に審議する予算特別委員会小委員会が始まります。
アベノミクスの破綻で府民の暮らしと景気が厳しい状況の置かれる中、山田府政の矛盾も大きく噴出し、府民的な怒りと反撃が広がっている。
日本共産党府会議員団は、重大な問題について徹底して追及するとともに、山田府政の予算のあり方を厳しくチェックし、府民の切実な暮らしの実態とうずまく願いを届け、その実現のために積極的に論戦します。
↓声明全文は以下をご覧ください。
2月20・21日、京都府議会2月定例会の代表質問が行われ、21日に西脇郁子・本庄孝夫議員が質問に立ちました。
西脇議員は、1月14日からの京都府中北部での大雪被害について、一刻も早く農業生産が再開できるよう支援すること、京都市内での開発問題について、住民と中小業者を追い出す府市強調の大開発をやめること、堀川団地商店街の家賃値上げ問題、中小企業振興の砦である中小企業会館を存続させること、北陸新幹線「延伸」問題、過労死を生む長時間過密労働の是正させるため、残業時間に法的規制を設けること、自衛隊福知山射撃場の米軍基地化問題などについて取り上げ、知事の姿勢を質しました。
↓西脇議員の質疑の大要はこちらをご覧ください。
本庄議員は、貧困層の拡大を踏まえ、自治体の組織と機構をあげて対策に取り組むことが求められているとし、子どもの貧困の克服へ、その全面的な実態調査や子育て負担の軽減の実施、医療・介護の負担増を中止し、マル老制度の拡充、高齢者支援の公的責任を果たすことを求めました。また、原発再稼働・老朽原発運転延長に反対し、自主避難者への住宅無償提供を継続すること、建設ありきの亀岡スタジアムの予算提案を撤回すること、丹後通学圏の高校再編・統廃合の見切り発車をやめることなどを知事に厳しく迫りました。
↓本庄議員の質疑の対応はこちらをごらんください。
京都府は、本日開会の2月定例府議会提案の来年度当初予算案に、京都スタジアム(仮称)建設のための総額19億円9500万円を計上しました。基礎杭720本の打設など基礎工事費6億2千万円、亀岡市と「共有」して用地を取得するための13億7千万円、また、2019年度までに完成させるための建設費125億2千万円(債務負担行為)も盛り込まれています。
わが党議員団は、「計画は白紙に戻し、府民的に再検討すべき」と繰り返し求めてきましたが、今回の予算案計上にきびしく抗議するとともに、予算案と計画の白紙撤回を強く求める声明を発表したものです。
本日2月15日、京都府議会の2月定例会が開催されました(3月22日までの会期)。
本日15日は、京都府議会の植田喜裕議長の辞職に伴い、新たな議長の選出が行われました。不祥事で辞職した植田議員の所属する自民党が同会派の近藤議員を推薦したため、日本共産党府会議員団は、まえくぼ義由紀団長を議長候補に立て、選挙になりました。自民・民進・公明の与党会派によって近藤議員が議長に選出されました。共産党議員団の前窪団長は、これに対するコメントを発表しました。
また本日は、1月からの大雪による府内中北部地域の大きな被害に対する補正予算が提案され、可決しました。共産党議員団を代表して、ばばこうへい議員が賛成討論を行いました。議員団による現地調査に基づく被害の実態を示すとともに、府としての実態把握を急ぎ、支援の充実などを求めました。
1月31日、府議団は島田議員と事務局が南丹市会議員団とともに、大雪で大きな被害が出ている南丹市美山・園部の調査を行いました。吉田幸一4区予定候補と倉林あき子参院議員秘書も同行しました。
以下島田議員の報告です
南丹市美山町田歌へ、吉田幸一4区予定候補、倉林参議院議員秘書さんと調査です。
府道38号広河原美山線の道路が積雪とその後の融雪が原因と思われる斜面崩壊、土砂崩れで芦生の子供達のスクールバスなとが通れなかったとの連絡があり、鞆岡南丹市議の案内で現地調査を行いました。
小学校の統廃合で五ヶ所あった学校が一ヶ所に。再編後の初めての冬。芦生からは朝7時15分にはスクールバスに乗り中村というところまで16キロ、知見など、谷筋ごとに中型のスクールバスが運行され集まってきてから大型のバスに乗り換え、美山の中心の学校まで20キロ。
雪でバスが遅れて、授業時間が2時間遅れた日もあったそうです。
交流人口を増やすといって、もっぱら観光に重点を置く地方創生。一方、学校の統廃合で子供達には大きな負担になっていることは明らかです。スクールバスが通る府道38号の道幅は2.7メートルしかないところもあり、3.4メートル幅幅の除雪車が通るのは困難を極めていました。その上の落石です。緊急の改修が求められています。
1月14日からの降雪は、京都府内では、地域によっては数十年ぶりの大雪になっています。丹後や中丹、口丹などの広範な地域で、農家のビニールハウスの倒壊やお茶など農作物被害、倒木等の林業被害などが発生。交通手段や高齢者の生活維持、商業活動や観光など府民生活全般と地域経済に重大な影響を与え、小規模農家など地域社会の重要な担い手が失われかねない深刻な事態になっている。
特に、京都農業を支えるホウレン草やミズナ、万願寺とうがらし、ネギ、トマト、イチゴ、花きなどを栽培するビニールハウスの被害は、府の集計だけでも792棟と過去に例を見ない規模になっています。
党府委員会と党府会議員団は、市町議員団と連携し、降雪当初から被害の状況把握と要望の聞き取りにあたっており、19日と26日に福知山市や舞鶴市の現地調査を行うとともに、府内全域の状況の掌握にあたっています。
27日には、党府委員会雪害対策本部と連名で「雪害対策についての第二次申し入れ」を行いました。申し入れは、前窪義由紀議員団長、加味根史朗副団長、迫祐仁、西脇郁子の各府議が参加。府からは小林裕明危機管理監が対応しました。
2017年1月20日
京都府知事 山田 啓二 様
雪害対策についての緊急申し入れ
日本共産党京都府会議員団
団長 前窪 義由紀
1月14日からの大雪によって、府内北部の広範な地域で、農家のビニールハウスの倒壊や倒木など深刻な被害が発生している。また、交通手段や高齢者の生活維持、商業活動や観光など府民生活全般と地域経済に重大な影響を与える深刻な事態になっている。
府をはじめ当該自治体の被害掌握はまだ一部にとどまっている。また、今後も降雪が予測されることから、被害は今後さらに拡大することも懸念される。
党府会議員団は市町村議員団と連携し、被害の状況把握と要望の聞き取りにあたっており、19日には福知山市に調査に入った。農家の方からは「数十年ぶりの大雪」「一刻も早く復旧したいが何とか支援を」「これ以上の被害拡大を防いでほしい」また「収穫するにもハウスまで雪がたくさんあり行けない」「倒壊したハウスの中には収穫前の作物がたくさんある」などの声が寄せられている。
よって、わが党議員団は、府民生活と地域経済を守るために、京都府が市町と協力して、以下の緊急対策を講じることを強く求めるものである。
記
1 被害の実態把握に全力を挙げるとともに、今後予測される降雪対策に全力を挙げること。
2 被害相談の窓口を振興局などに直ちに設置すること、雪害対策のために補正予算の計上などを検討すること。
3 高齢者世帯などの除雪・雪下ろし作業の支援策を、市町と協力して講じること 。
4 農業林業被害の救済など具体的対策を直ちに実施すること。
以上
1月14日から降り始めた雪によって、福知山市などで農家のビニールハウスの倒壊など深刻な被害が発生しています。
19日、日本共産党府会議員団は福知山市会議員団とともに、被害状況の調査と要望の聞き取りを行いました。府会議員団からは光永幹事長、原田、馬場の各府会議員、福知山市会議員団からは塩見団長、吉見、大槻、紀氏、金澤の各市議が参加しました。
訪問した戸田地区や牧地区の農家の方からは「数十年ぶりの大雪」「一刻も早く復旧したいが何とか支援を」「出荷前のいちごや播種したばかりのトマトが被害に」などの声が寄せられました。また「収穫するにもハウスまで雪がたくさんあり行けない」「倒壊したハウスの中には収穫前の作物がたくさんある」などの声が寄せられています。
福知山市が18日段階でまとめた被害状況では、農業施設関係で119棟(福知山市の約四分の一)のビニールハウスが被害を受け、その被害額が1億6千万円を超えています。農産物被害や林業被害などは含まれておらず、住宅の損壊など他の被害も今後さらに被害が明らかになると思われます。
府会議員団は福知山市をはじめ被害を受けた市町議員団と連携し、被害の救済と復旧に向け取り組みを強めます。