京都府議会12月議会の代表質問が6日おこなわれ、日本共産党の島田敬子府議が、山田啓二知事に対して府政のあり方をただしました。
島田議員は、来春の知事選に出馬せず退任を表明した山田知事の府政運営に対して、「広がる貧困と格差に立ち向かい、府民の命とくらしを守る府政への転換がどうしても必要と痛感する。市民と野党の共同で、新しい府政の実現をめざしてがんばる」と決意を表明しました。
島田府議は、「社会保障制度改革」について質問。国が負担増と給付削減に乗り出し、後期高齢者の医療費窓口負担増、国保料の高騰、利用料の引き上げなど、悲蒲な声が上がるもとで、府民の命を守る負担軽減策の実行を求めました。
知事は「問題は財源」.「今と将来の均衡が大事」などと、府民の苦しみに背を向ける冷たい答弁に終始しました。
島田府議は、全国知事会長として「憲法改正の議論に地方自治を.位置つげて」などと述べる知事の姿勢に対し、安倍首相の改憲姿勢をいっそう加速させる役割を果たしている」と厳しく批判しました。
また、島田府議は、子どもの貧困対策、公共事業のあり方、府立高校統廃合、京都スタジアム問題などについで質問しました。
写真は、6日早朝の自治体要求連絡会宣伝で訴える島田敬子議員。(質疑の全文は後日アップします)
府民の切実な要求、多くの請願が12月議会に寄せられています
6日早朝は自治体要求連絡会が早朝宣伝に取り組みました。7日は、請願締め切り日でしたが、府議会にはたくさんの請願が寄せられました。教育の充実を求める請願には、17032筆の署名が寄せられました。請願に来られた保護者や教職員の皆さんは各会派を回り、懇談を申し入れ。共産党府議団は13名全員が紹介議員となり、皆さんの声をお聞きし、しっかりと署名を受け取りました。
建設工事契約が議案として出されている「京都スタジアム」について「建設着工の中止」を求める請願が、亀岡市や府内各地から268件に上る多くの請願が寄せられました。
、また、「子どもの医療費の国の無料化と京都府の制度拡充」を求める請願も提出されました。
府会議員団は、寄せられた声にこたえ、請願採択に向け奮闘します。
寄せられた請願
「京都スタジアムの建設着工中止」
「子どもの医療費について国の無料制度創設と京都府の制度拡充を求めることに関する請願」
「教育格差をなくし、すべての子供たちに行き届いた教育を求める請願」
写真は「教育請願署名」を受け取り打る党議員団