議員団活動

カテゴリー:申し入れ

雪害対策についての緊急申し入れ

2022/01/13 更新
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雪害対策申し入れ.JPG 日本共産党京都府会議員団は13日、年末・年始の2回の大雪で、パイプハウスの倒壊等深刻な農業被害が発生しており、今後もさらなる被害が予想される問題について、府の緊急対策を求めて申し入れを行いました。

議員団では、11日に舞鶴市と綾部市、12日に福知山市に調査に入り、被害状況の把握と要望等の聞き取りを行ってきました。申し入れでは、「深夜12時まで雪降ろしをしていたが、その後の3時間で倒壊した」「残っている作物は出荷したいが、壊れたパイプの撤去がたいへん。費用と人手はどうなるのか」「資材が高くなっているので新しいハウスの費用が心配」「早くしないと次の作付けに間に合わない」「融資を使うにしても無利子にならないか」など、寄せられた切実な声を紹介。被害の実態把握と今後の降雪対策、相談窓口の設置、パイプハウスなど被災した施設の撤去・再建費用への助成、無利子融資の実施などを求めました。

対応した府農林水産部長からは、2月補正予算で対応するとのと表明がありました。2017年の雪害被害と同様の支援ということで、パイプハウスの撤去と再建の他、お茶の枝折れ対策、畜舎の被害などにも使えるようにするとのことです。

融資については、JA京都にのくにの無利子融資、農業近代化資金の低利融資があるとのことでしたが、そうした制度の周知についても、いっそうの努力を求めました。また、共済制度に入れない、細いパイプを使っているところほど被害が大きいとして、そうした実情を踏まえた支援を重ねて求めました。

                        2022年1月13日

 

京都府知事 西脇 隆俊 様

 雪害対策についての緊急申し入れ

                                                                                                                                                                日本共産党京都府会議員団  

団長 原田 完  

 昨年12月26日と12月30日から年始にかけての大雪により、府内中北部において、農家のパイプハウスの倒壊やビニールの破損などにより深刻な農業被害が出ている。府をはじめ当該自治体の被害掌握はまだ一部に留まっているところだが、今後も降雪が予測され、被害はさらに拡大することが懸念されている。

党府会議員団は、現在、地元市町村議員団と連携し、被害の状況把握と要望の聞き取りにあたっており、11日には舞鶴市と綾部市、12日には福知山市に調査に入った。

農家の若い後継者の方などからは、「4年前の大雪とこの間の台風により、パイプハウスの倒壊が相次いでおり、やっと立て直したところに今回の被害」「お茶の茶棚も被害にあっているが雪で現場まで行けない」「雪でビニールが破れ万願寺甘とうが被害にあっている。一刻も早く復旧しないと4月までに作付ができない」「倒壊したハウスの中にホウレンソウや水菜などの収穫前の作物がたくさんある」「倒壊したハウスの撤去と次の再建費用の支援をしてほしい」などの切実な声が相次いでいる。

よってわが党議員団は、府民生活と地域経済を守るために、京都府が市町と協力して、以下の緊急対策を講じることを強く求める。

 1 農業・林業における雪害の実態把握を市町・農協等と協力して早急に行うとともに、今後予想される降雪対策に全力を挙げること。

 2 被害相談の窓口を振興局などに直ちに設置すること。

 3 倒壊したパイプハウス、被災果樹棚、茶園、蓄舎及びこれらの付帯施設等の撤去・再建費用に対する助成措置を講じること。

 4 農業共済制度の加入や適用範囲に関わらず再建に必要な費用の支援策を講じること。

 5 無利子融資などを実施すること。

 

                                      以上

2022年1月13日雪害対策申し入れ.pdf

 

米軍経ヶ岬レーダー基地における新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する緊急申し入れ

2022/01/06 更新
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20220106経ヶ岬コロナ申入れ.jpg  

 5日、米軍経ヶ岬通信所(レーダー基地)で2名の米軍人のコロナ患者発生が確認されました。基地協定のもと、全国の米軍基地でクラスターが発生し市中感染につながっています。経ヶ岬通信所では2020年にもクラスターが発生しており、住民の不安が広がっています。

党議員団は6日、府知事に「米軍経ヶ岬レーダー基地における新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する緊急申し入れ」を行い、厳しく抗議するとともに拡大防止に全力を挙げることを強く申し入れました。

申入れには原田完団長、みつなが敦彦幹事長、島田けい子副団長、成宮まり子、ばばこうへい。浜田良之の各議員が参加しました。

 

2022年 1 月 6 日

京都府知事 西脇隆俊 殿

 

米軍経ヶ岬レーダー基地における新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する緊急申し入れ

               

                  日本共産党京都府議会議員団

                          団長 原田 完 

 

5日、米軍経ヶ岬通信所・レーダー基地において、20代の米軍人2人が新型コロナウイルス感染症に感染していることが明らかになった。

同基地には160 名の米軍人・軍属の他、清掃や車両運行に携わる労働者が地元雇用として勤務している。2020年7月~8月にも軍人軍属13名のクラスターが発生し、市内に居住する同居者にも感染が広がった。再び基地での感染が発生したことに、京丹後市をはじめ地元住民に大きな衝撃が走り、感染拡大への不安が広がっている。

オミクロン株感染の拡大のもと、すでに沖縄県や山口県・岩国、神奈川県・横須賀、青森県・三沢などで、米軍基地内で発生したクラスターが基地外に広がり、急速な市中感染の拡大につながっていることが報道されており、米軍経ヶ岬通信所でも同様の事態が発生することが強く懸念されていた。日米地位協定のもと、日本の検疫を免除され、感染拡大防止策を徹底しないまま国内外を行き来できる米軍基地の存在が最大の問題であり、党議員団は強く抗議するものである。

そもそも米軍基地をめぐっては、この間、ドクターヘリ運航に伴うレーダー不停波や、発電機による騒音問題、土日工事や交通事故など「約束違反」が度々繰り返されてきた経過がある。その上、新型コロナ感染防止対策については、日米地位協定に基づき、米軍関係者の入国時の検疫の有無、行動履歴などが全く明らかにされず、米側の感染防止対策の実効性についての検証もできないというのが実態である。

そうした下で、米軍基地を起点とするこれ以上の感染拡大を防ぎ、住民の不安を払しょく

するために、京都府知事の責任が厳しく問われている。知事が、住民・府民を守り抜く毅

然とした態度で、米軍及び日本政府に言うべきことを言い、府民に対し説明することが必要である。

ついては、以下の点について、強く求める。

 

1 米軍基地における新型コロナウイルス感染について、事実関係を明らかにさせること。

とりわけ、感染者の来日時期、感染経路、行動履歴さらに濃厚接触者等の詳細情報は、感染防止対策のために必要であり、米軍と防衛省に明らかにさせること。また、知事自らが府民に説明を行うこと。

 

2 同基地にかかわるすべての米軍人・軍属とその家族について、国内法にもとづく検疫を実施するとともに、地元雇用の労働者、工事関係者などについての検査を実施すること。感染者の特定・隔離を行うこと。

 

3  感染拡大が収束するまで、経ヶ岬通信所の閉鎖を含め、行動制限を徹底すること。関係者に、マスクの着用や対外活動・外出・移動の制限など、感染拡大防止の徹底を強く求めること。

 

4  日米地位協定の抜本改定を日米両政府に求めるとともに、緊急対策として、米軍関係者の経ヶ岬通信所への異動の中止、基地撤去の態度表明を含む厳しい態度で臨むこと。

 

以上

20220106米軍経ヶ岬通信所コロナ発生申入れ.pdf

越年対策&原油価格高騰対策で緊急申し入れ

2021/12/10 更新
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原油価格高騰・越年対策の申し入れ.JPG

 コロナ禍に加え、原油高騰や原材料費高騰により、府民の暮らしと生業に深刻な影響が出ています。日本共産党京都府会議員団では、「このままでは年を越せない」などの切実な声に応えるため、知事に緊急対策を求める申し入れを行いました。申し入れには、原田完団長、島田けい子副団長、山内よし子議員、西脇いく子議員、迫祐仁議員、浜田よしゆき議員、ばばこうへい議員、森下よしみ議員が参加し、京都府からは番場危機管理監が対応しました

 

2021年12月10日

京都府知事 西脇 隆俊 殿

 

コロナ禍の越年対策及び原油価格高騰対応策に関する緊急申し入れ

 

日本共産党京都府議会議員団

団長  原田 完

 

 コロナ禍が2年を迎えようとしています。本府職員の皆さんには、昼夜を分かたず府民の命と暮らしを守る先頭に立ってご奮闘いただいていることに敬意を表します。

 現在感染者は落ち着いているものの、新たな変異種オミクロン株の感染が世界的に急速な広がりを見せ、国内でもすでに感染者が確認をされるなど、第6波対策の抜本的強化が急がれます。また、長期間にわたった人流の抑制や営業自粛は解除されたものの、地域経済活動は大きく冷え込んだままで、「これでは年が越せない」「事業継続を見通せない」など厳しい声が出されています。そうした状況は、府民生活にも影響を及ぼしており、各地で行われる食材提供の取り組みには、多くの方が列を作る状況が続いています。

 さらに、原油高騰や原材料高騰が追い打ちをかけており、我が党議員団は「新型コロナ・原油高騰・生活支援対策本部」を立ち上げ、業界団体等への聞き取りなど実態調査を始めています。調査では、農業用ハウス等や漁船に使う重油や灯油などの燃料、仕入れ・配達の車やタクシーなどのガソリンやLPなどの燃料、さらにドライクリーニングや塗装などに使われる有機溶剤、農家の化学肥料、建築資材の高騰・不足、福祉施設の暖房や食品原料の高騰など、その影響は暮らしや中小企業をはじめあらゆる分野に及んでいます。

 岸田政権は、今臨時国会に、総額約36兆円の補正予算を提案しました。しかし、18歳以下への10万円の給付では、莫大な事務費に多くの国民から怒りの声が上がり、事業者への支援も、持続化給付金の再給付を求める事業者の声に寄り添うものにはなっていません。さらに、困窮学生への10万円給付では、困窮する学生の選別を大学に押し付け、看護・介護労働者の賃金引き上げでは、対象となる看護師を一部に限定するなど、現場に負担と分断を持ち込むものとなっています。

 ついては、京都府におかれては、コロナ禍での越年対策の強化と、原油・原材料高騰対策の実施について、以下の項目を至急実施していただくよう強く要望します。

 

  1. 原油・原材料高騰による厳しい事態に対し、「対策本部」を立ち上げるなど特別の体制をとるとともに、緊急に実態調査を行うこと。また、年末を控え、相談体制の拡充など関係機関と連携して急いで実施すること。

 

  1. 政府の補正予算には、現場の実態や要望とかけ離れたものや、大きな負担や分断を持ち込むものが含まれており、実態を踏まえて、その改善や拡充を国に対し強く求めること。雇用調整助成金について、政府が来年1月以降、上限額を引き下げるとしているが、地域経済の厳しい実態に鑑み、拙速な制度見直しではなく、コロナ禍収束までの特例延長を国に強く求めること。

 

  1. 本府の補正予算の編成に当たっては、体力のあるところに限られる取り組みへの支援ではなく、緊急事態を乗り切ることが出来る直接支援など、全体の底上げ策となるようにするとともに、府民への福祉灯油の実施など、暮らしと営業への緊急支援を実施すること。また、融資の返済や新たな運転資金など、資金繰りの厳しさが増しており。返済猶予の延長と合わせて、さらなる運転資金等への支援を至急実施すること。

越年&原油高騰対策 緊急申し入れ.pdf

2022年度京都府予算に関する申し入れ 11月11日

2021/11/11 更新
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「開発優先から、コロナ危機に直面する府民に寄り添い、いのちと暮らし最優先の自治体へ」

20211111申し入れ.jpg 

11日、共産党府会議員団は西脇知事に対して「2022年度京都府予算に関する申し入れ」を行いました。

 コロナ感染症が続き、これまでの政治の矛盾が噴出する中、国、自治体の役割が問われてきました。今の時期は、これまでの取り組みの到達を踏まえ、第六波にそなえ、当面の緊急対応とともに、抜本的な取り組みが求められています。また、年末年始を控え、営業や暮らしにかかわる厳しい事態に対し、誰一人切り捨てない立場からの本格的な施策が急がれます。

 以上の点から、来年度予算要望にあたり、年末・年度末対策など補正予算の対応も含め、直ちに実施されるよう「緊急要望」として6つの柱・31項目にまとめました。その柱は1つに、医療や保健所などコロナ対策の充実、2つにコロナで傷んだ雇用や経済、地域への対策、3つに子育て支援とジェンダー平等問題、4つに北陸新幹線や北山エリアなど開発優先からの転換、5つに気候危機対策、6つに、今日における自治体の役割について、です。その内容は、一つひとつの項目に、前文として、コロナ禍および新自由主義により浮き彫りになった実態と解決すべき課題を、党議員団の認識として述べたうえで、緊急に実施すべき内容に精選し載せました。
また、「分野別要求」は6つの柱・172項目を提案しています。これは、最初に述べた通り、新自由主義の転換と、自治体本来の役割を発揮するという点から、気候危機やジェンダーをはじめ、今後の自治体がすすむ大きな方向にもとづいて、個別政策・要求を整理しなおしました。
まもなく始まる11月定例会での補正予算も含め、来年度の知事選挙前の骨格予算にも盛り込まれるよう、全力を挙げるものです。

2022年度 府予算への要望書.pdf

緊急事態宣言解除後の飲食店営業時短要請について 緊急申し入れ

2021/09/30 更新
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緊急事態宣言解除後の飲食店営業時短要請について 緊急申し入れ

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 緊急事態宣言解除の飲食店時短に関して、京都府の認証制度をめぐって不安や改善を求める声が広がっています。日本共産党府会議員団は9月30日、京都府に対して改善を求める緊急申し入れを行いました。申し入れは原田完団長、西脇いく子、迫祐仁、浜田良之、水谷修の各議員が行い、京都府からは番場危機管理監が対応しました。

2021年9月30日

京都府知事 西脇 隆俊 様

日本共産党京都府議会議員団 

団長 原田 完

 

緊急事態宣言解除後の飲食店営業時短要請について 緊急申し入れ

 

28日、京都府は緊急事態宣言解除後の措置として京都市や宇治市など府南部の16市町村の飲食店などに対して、営業時間の短縮を要請することを決めた。10月21日まで営業時間は午後8時まで、酒の提供は換気や消毒の徹底など一定の条件を満たせば午後7時半まで認めるもの。営業時間短縮協力金はこれまでの額から引き下げられている。

 

また府の認証を受けている店舗には営業時間と酒の提供時間の延長をそれぞれ1時間ずつ認めるとしている。この認証による営業時間の延長については、9月28日に発表し10月1日から実施するという急な措置であり、多くの混乱を招いている。飲食店をはじめ多くの府民から「あまりに突然で対応できない」「認証だけでなく営業が続けられる補償を」との声が多数寄せられ、「認証を受けようとして電話しても窓口につながらない」「基準が実施できるか不安でためらう」「認証の是非で格差をつけないでほしい」と緊急に改善を求める声が寄せられている。

 

京都府の感染対策の認証を受けている飲食店は、今月22日の時点で府全体1934店、対象である約1万4千店の10%強にとどまっている。府は認証制度の利用を呼び掛けているが、認証は府から委託を受けた調査員が店舗を訪問し、座席の間隔確保、二酸化炭素を測定できるセンサー使用など換気、マスクや手袋など38項目の基準チェックを必要としている。さらに認証の申請期間は10月31日までとしており、要望されている飲食店などに遅滞なく対応できるか憂慮されている。

ついては以下の点での改善を緊急に求める

 

1 営業時間短縮協力金については、これまでの緊急事態宣言と同様の金額とし、早急に支給できる体制を組むこと

 

2 認証制度については、現行の状況では大きな格差が生じる恐れが強く、以下の点の改善を求める

  ・認証希望者の承認を迅速に行う体制を整備すること

  ・認証を希望している飲食業者については、営業時間の延長など柔軟な対応

   を行うこと

  ・認証の承認は遡及して行い、損失が生じないようにすること

  ・認証に困難を感じている飲食店に対しても個別に相談できる体制を作ること

 

3 認証制度はそもそも感染拡大防止のために導入されたものであり、それによって営業の格差を生じないように配慮すべきである。制度の在り方を含め今後の検討を求める

                                   

 以上

飲食店営業時短要請について 緊急申し入れ.pdf

新学期開始において新型コロナ感染対策をさらに進める緊急申し入れ

2021/08/31 更新
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 20210831府教委申し入れ.JPG新型コロナウイルス感染症が、これまで感染しにくいとされてきた子どもたちにも感染が大きく広がっています。夏休みが明け学校が再開されますが、保護者や生徒からは感染の急拡大の最中の始業に不安の声も聞かれます。

 府会議員団は8月31日、京都府教育委員会に対し「新学期開始において新型コロナ感染対策をさらに進める緊急申し入れ」を行い、感染対策を強く求めました。

申入れは、文教常任委員である山内よし子、森下よし美、西山のぶひでの各議員が行いました.

 

新学期開始に新型コロナ感染対策緊急申し入れ.pdf

 

 

 

 

2021年8月31日

 

京都府教育委員会教育長 橋本幸三 殿

日本共産党京都府会議員団

団長 原田 完

 

新学期開始において新型コロナ感染対策をさらに進める緊急申し入れ

 

  新型コロナウイルス感染症が、これまで感染しにくいとされてきた子どもたちにも感染が大きく広がっています。京都府内ではこの8月にも府立高校の生徒で200人以上の感染者を出しました。10 代以下の新規感染者が7 月半ばから 4 週間で 6 倍になっていることは軽視できません。本府では、今月 20 日から緊急事態宣言が出されている中で、府立高校の教育活動は1週間停止し、30日から再開することとなりました。しかし、保護者や生徒からは感染の急拡大の最中の始業に不安の声も聞かれます。ついては、学校の感染対策、子どもたちの健康と学び、発達を保障するため、緊急に次のことを求めます。 

 

1.府および市町の学校での感染拡大を防止するため、最大限必要な手立てを打つこと。

①全ての学校で、学級内の密を避け、児童・生徒の間隔を2メートル確保できるよう、座席配置を徹底し、必要に応じて臨時教室の開放や加配教員の配置を行うこと。

②消毒液・マスクなど衛生材料が学校現場で恒常的に不足することがないよう確保に支援をすること。とりわけ、教室におけるエアロゾル感染に注意し、常時換気の徹底、不織布マスクを必要な児童・生徒に対して支給すること。

③猛暑の中でマスク着用に伴う熱中症対策なども同時に進めるため、府立高校の特別教室など空調の整備が遅れている箇所に対し、緊急・臨時に空冷機を支援するなど、必要な対策を実施すること。

④すべての学校に必要なスクール・サポート・スタッフ、ICTアドバイザー、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等を追加配置すること。

 

2.感染者を早期発見する為に、児童・生徒・教職員に対して定期的に頻回の PCR 検査を行うこと。また、学校で感染者が発生した場合、濃厚接触者を狭めないで学級・学年・全体などに広めの PCR 検査を行政検査として実施すること。国から高校に配布された抗原キットは、症状のある人に行うことを原則としているが、柔軟な場面で広く活用すること。

 

3.休校や学級閉鎖を行う場合、子どもたちの居場所を確保するなど必要な対応を行うこと。また保護者が安心して休業できるように、十分な休業補償を国に求めると同時に、府として制度が活用されるよう、寄り添う相談支援を実施すること。

 

4.感染対策のために登校を見合わせるなど、自主的な判断をした児童・生徒に対し、欠席扱いとしないなど寄り添った対応を行うと同時に、学習についても保障すること。

以上

 

新型コロナ感染症緊急申し入れ 大雨被害対策も緊急申し入れ

2021/08/24 更新
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 23日、府議団は西脇知事に対し「新型コロナ感染症の感染爆発から府民のいのちを守ることを求める緊急申し入れ」と「令和3年8月12日からの大雨よる被害対策についての申し入れ」を行いました。申し入れは光永敦彦幹事長、島田けい子副団長、山内よし子、西脇いく子、迫祐仁、ばばこうへい、浜田良之の各議員が行いました。

20210823コロナ申入れ_210824.jpg20210823大雨被害申入れ_210824.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナ感染症の感染爆発から府民のいのちを守ることを求める緊急申し入れ

日本共産党京都府会議員団

団長 原田 完

 

 新型コロナ感染症は、感染力が極めて強い変異株への置き換わりをきっかけとして、全国では8月20日に2万5858人、京都府でも8月20日には、548人という過去最多の新規感染者が確認されるなど、第5波において過去最悪ペースで急激な感染拡大状況となっています。こうした中、確保病床使用率が71.3%、重症病床使用率が66.2%(21日現在)となるなど、京都府でも医療への負担も急激に深刻さを増し、在宅療養や宿泊施設療養を余儀なくされる事態が再び広がり、中でも自宅療養者への支援や医療提供が厳しい事態に陥っています。

 また、医療現場では、危機的な状況を余儀なくされ、いくつかの保健所においては、積極的疫学調査を実施できない極めて厳しい状況に直面し、府民に不安が広がっています。さらに、ワクチン接種も国のワクチン供給が依然として不透明な上に、ブレイクスルー感染、若年者への感染の広がりなど、感染力の強いデルタ株などの変異株が拡大し続けています。

こうした災害級の新たな局面に対し、緊急に府民のいのちを守ることを第一とした対策へと切り替えるとともに、そのためにも医療の逼迫を改善することが喫緊の課題となっています。

 ついては、京都府におかれては、政府の「入院制限」方針の撤回を求めるとともに、以下の項目について至急に取り組まれるよう強く要望します。

 

  1. 急増している自宅療養者や宿泊施設療養者が、急激に増悪して重症化し、命を脅かされる事態を避けることが緊急に求められています。重症化させないことは、早期退院にもつながり、医療逼迫を改善し、必要な方が入院できる条件を広げることにもなります。そのため、入院待機ステーションや宿泊療養施設について、臨時的医療施設登録を行い、増床や形態の改善、医療機関の支援体制を整備し、「中和抗体療法」等を使用し、命を守ること。

 

  1. 感染の新たな事態に対応できるよう、臨時的医療施設の設置をはじめ、さらなる病床確保にむけ、医療機関の協力を得て全力を上げること。また、コロナ感染の妊婦さんの産科の救急対応や小児への対応ができる医療機関の拡充も必要です。

さらに、自宅療養者の健康観察のみならず、重症化リスクを早期に発見し、必要な医療を保障するため、開業医等、地区医師会や地域の医療機関との連携が不可欠です。すでに、訪問診療チームの取り組みが進められてきていますが、自宅療養者支援の努力が個別診療所でも始められようとしています。これらの努力を汲みつくし、速やかに医師等による健康観察や訪問診療等が行える体制をとり、重症化リスク患者を一刻も早く把握し、入院や適切な医療が遅滞なく保障できる対策をとること。幅広く医療関係者の協力を得るためにも、すべての医療機関、医療関係者への補償を行うこと。

 

  1. 自宅療養者への医療アクセスを保障し、保健所の負担を軽減するためにも、京都市も含め統廃合以前の配置に速やかに戻し、感染症対策に従事する自治体職員により、身近で自宅療養者への生活と療養を支え、地区医師会と連携して必要な外来医療・往診が提供できるように、仕組みを速やかに構築すること。

 

  1. ワクチン接種の安定的計画的な実施をすすめるとともに、ブレイクスルー感染、未成年や子どもの感染者の増加など新たな事態に対し、すべての医療・福祉現場などでの定期・頻回検査の実施や、子どもの学習権を保証するためにも学校現場等での検査実施や支援体制、濃厚接触者や症状のある人の速やかな検査ができる体制をとるなど、新たな事態にふさわしい検査戦略をもつこと。

 

  1. 災害級の事態に、保健所や医療現場の逼迫と相まって、感染者や濃厚接触者の検査、自宅待機等の症状の変化、入院できない不安など、問い合わせも多数となっています。府民に寄り添うため、相談体制の拡充、具体的な支援策が目に見える形で実施されるようにすることなど、的確な情報発信と府民が安心感を持てるようにするなど、リスクコミュニケーションの充実に努めること。

 

  1. 中止を求める圧倒的な世論に対し、菅首相が「安心・安全な大会」と繰り返し開催を強行した東京オリンピックが、国民に誤ったメッセージを与えたことは、人流の状況を見れば明らかです。政府に対しパラリンピックの即時中止の決断を求めること。

20210823コロナ医療緊急申し入れ.pdf 

令和3年8月12日からの大雨よる被害対策についての申し入れ

 

日本共産党京都府会議員団

 団長 原田 完

 

 8月12日からの記録的大雨による被害は全国各地に広がり、気象予報では今後も前線や台風の接近による新たな大雨被害の発生も懸念されている。

今回、長雨に加え、短期間に集中的な豪雨となった地域で河川が氾濫するなど、新たな特徴を示し、その結果、避難指示が京都市で67,941世帯135,017人、京丹後市4,873世帯、11,272人、合計 72,814世帯 146,289人。高齢者等避難が101,635世帯、 216,322人となり多くの府民が災害発生の恐怖に直面する事態になった。

府内の被害は、府が集約(20日現在)しているだけでも、河川の溢水などによる住家被害が京都市左京区、山科区、東山区などで一部損壊、床上浸水、床下浸水の43 棟。宇治市、城陽市の被害も併せて京都府内で 46 棟にのぼっている。被災者の救援は緊急課題である。

今回の大雨では、災害の発生を繰り返し改修が急がれている京都市の安祥寺川、旧安祥寺川、白川、京丹後市の新庄川などの河川が溢水し被害を発生し、復旧とともに新たな災害発生を防止する緊急対策が必要である。

また、府道宇治淀線の護岸崩落や国道178 号の道路陥没など、各地でがけ崩れや道路の災害による通行止めなどの被害に加え、農業や林業などの被害調査が急がれている。

日本共産党府会議員団は、12日深夜から避難所や災害発生の現場を府内の共産党議員団とともにまわり、また、府域の被害の状況と被災者の要望の聞き取りを行った。その内容を踏まえて関係機関が連携して、京都府が以下のことを緊急に取り組むように強く求める。

 

1 府域全体の被災者への救済支援に全力をあげること。また、被災者生活再建支援法の適用や、仮に同支援法等が適用されなくても、地域再建被災者住宅等支援制度をはじめ府独自支援策の周知・拡充・弾力的運用など、万全の対応をとること。

2 引き続き、府民の安全確保と被害の全容の把握に全力をあげ、速やかな対応を図ること。特に、生活にかかわる府道をはじめ幹線道路復旧と緊急の支援を行なうこと。

3 市町村と連携し、被害相談の窓口を振興局などに直ちに設置すること。

4 今後予想される台風や集中豪雨などに備え、二次災害を防ぐための道路、堤防・護岸・砂防堰堤・土砂崩れ危険地域などの緊急点検と応急対策を含む改修を急ぐこと。住民の命と安全を第一にした避難のあり方について周知・徹底すること。

20210823大雨被害申入れ .pdf

                                    

新型コロナウイルス感染症患者の「入院制限」政府方針の撤回を 国へ求めることに関する緊急申し入れ

2021/08/05 更新
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  政府が新型コロナウイルス感染症患者の入院について、患者が急増している地域において、重症者や重症化リスクの高い人に重点化する方針を突如打ち出したことに、医療関係者をはじめ、国民の間に驚愕の声があがっています。

 日本共産党京都府会議員団は5日、西脇知事に対し以下の緊急申入れを行いました。申し入れは原田完議員団長、島田けい子副団長、西脇いく子、迫祐仁、ばばこうへい、成宮まり子、森下よしみの各議員が行いました。

20210805新型コロナ入院制限方針撤回を求める知事への要望書.pdf

2021年8月5日

京都府知事 西脇隆俊 様 

                

新型コロナウイルス感染症患者の「入院制限」政府方針の撤回を

   国へ求めることに関する緊急申し入れ

 

          日本共産党京都府議会議員団

長  原田 完

 

 8月2日、政府が新型コロナウイルス感染症患者の入院について、患者が急増している地域において、重症者や重症化リスクの高い人に重点化する方針を突如打ち出したことに、医療関係者をはじめ、国民の間に驚愕の声があがっています。

これまで入院で対応してきた中等症患者や、宿泊療養を原則としていた軽症患者を「自宅療養を基本」にするという重大な方針転換であり、症状が急変しやすい特徴があるコロナ患者の入院制限は、治療の遅れにより自宅で死亡する人を続出させかねず、すでに、⾃宅療養者が医療を受けられないままに死亡した事例が京都府内でも起こっています。

 さらに、感染急拡大の中、これまでも機能が逼迫している保健所においては、やむをえず⾃宅療養になっている患者への「医療ではない健康観察」すら、十分に⾏えない厳しい現状が広がっています。そのような中、「自宅療養を基本とする」⽅針転換は、⾃宅療養者の命を切り捨てることにつながりかねません。

  報道によれば、西脇知事は、感染者の増加については「対応できている」とし、当面は「従来通りの入院調整を行う」意向を示したとされていますが、問題は、この政府方針にどう対応するか、知事の態度こそ問われています。

西脇知事におかれては、政府に対し、「入院制限方針」を即刻撤回を求めるとともに、病床不足の打開のために、医療機関への減収補填など財政支援を抜本的に拡充し、医療提供体制の強化を図ること、ワクチンの安定供給と接種体制の支援等を強く求めるよう、要望します。

 

 また、本府として、やむなく⾃宅療養となっている患者に必要な医療を保障する体制の構築を緊急に進めること、保健所の組織の見直しを含む現場体制の抜本的強化並びに、施設療養における入院、治療環境のさらなる整備拡充を進めることを求めます。

そのためにも、不要不急の事業を見直し、府の組織・体制についても見通しをもって現場が対応できるよう、強く求めます。

 

                                  以上

大戸川ダム建設を盛り込んだ「淀川水系河川整備計画(変更案)」への 「賛同」に抗議し、撤回を求める

2021/07/21 更新
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DSC_5534.JPGのサムネイル画像 日本共産党京都府会議員団は21日、西脇知事に対し、「大戸川ダム建設を盛り込んだ「淀川水系河川整備計画(変更案)」への「賛同」に抗議し、撤回を求める」抗議の申し入れを行いました。申し入れは原田完団長、山内よし子、西脇いく子、迫祐仁、ばばこうへい、浜田良之、森下よしみの各議員が参加しました。

大戸川ダム建設推進に抗議.pdf

                          2021年7月21日

京都府知事 西脇隆俊 様

 

大戸川ダム建設を盛り込んだ「淀川水系河川整備計画(変更案)」への

「賛同」に抗議し、撤回を求める

日本共産党京都府会議員団

団長 原田 完

 

昨日西脇知事は、「淀川水系河川整備計画(変更案)」の意見照会に対して、大戸川ダム建設推進の立場を明確にした回答を行った。わが党議員団は、厳しく抗議し、撤回を求めるものである。

そもそも大戸川ダムは、2008年の4府県知事合意にもとづき、淀川水系流域委員会が「効果は限定的」と答申し、国は事業を凍結していたものである。

今回、大戸川ダム建設に大きく舵を切った理由に、「相次ぐ豪雨災害や気候変動に伴う、今後の雨量増加などを背景」としているが、流域治水の対策が進められる中、大戸川ダムの京都府への事業効果も明確ではなく、被害想定などの精査も不十分なまま、ダム建設を推進することは許されない。

さらに、国は、総事業費1080億円(うち京都府負担129億円)について増額の可能性が高い事を明らかにしており、府民の説明もなく進めることは問題である。

大戸川ダムの建設でなく、堤防強化や森のダム、田んぼダム、遊水池、「ゆっくり流す」河川整備、避難施設・体制充実など、真の「流域治水」の実現をめざすべきである。

 

以上

 

茶の遅霜被害、現地調査を踏まえ府に緊急申し入れ

2021/05/14 更新
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20210501お茶調査.jpg

 

 

府内の茶生産地で遅霜被害が発生し、支援を求める声が相次いでいます。日本共産党府会議員団は5月1日に迫議員、浜田議員、森下議員、西山議員が和束町や宇治田原町などの生産地調査に入り、市町の議員団とともに被害状況の調査と生産者の要望を聞き取りました。

 

写真は宇治田原町での調査(5月1日)

 

緊急申し入れ 

茶被害申入れ②.JPG 5月13日には、府会議員団は関係する市町議員団とともに「コロナ禍と遅霜被害の二重苦にあっている茶農家への支援を求める申入れ」を西脇知事宛に行いました。

 申入れでは、①霜害の実態を調査し把握を②深刻な打撃となっている茶業界へ減収補填等を含めた抜本的な支援策の実施を③国に対し、高収益作物次期作支援交付金の拡充、持続化給付金を要件緩和した上での再給付の要望を、の3点を求めました。

 府の担当者からは、①普及センターを中心に把握に努めているが、これから詳細な実態調査を行いたい②当面、茶木回復に向けた肥料や防虫剤経費の補助を府が半分負担し実施していく予算を具体化したい③高収益次期作支援等はコロナ対策も含め要望していく④霜被害を防止する抜本的な対策では、生産時期の調整等、研究機関と検討したい等の回答がありました。

 参加した宇治市坂本市議、和束町岡本町議、宇治田原町山本、今西町議から被害状況とを伝えると共に、「被害後の肥料等の経費補助とともに、使用した肥料等の経費補填の実施」「被覆棚設置の経費補助の引上げ等」が要望されました。

府からは、「被害の実態掌握している。早期に対策を打ちたい。肥料代の補助等は国の高収益支援等での対応を求めていく、被覆棚や防霜ファン設置には府独自で10分の4補助を実施している」などの回答がありました。参加者からは「3年連続の被害で大打撃を受けており、期間限定でも補助率を引き上げる等、思い切った支援を」と重ねて支援強化を求めました。

 府議団からは迫祐仁、浜田良之、森下由美、西山のぶひで府議が参加しました。倉林明子参院議員浅井秘書も同席しました。