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山崩れと田地崩壊(丹後町徳光)について知事に申し入れ

1981/03/16 更新
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山崩れと田地崩壊(丹後町徳光)について知事に申し込れ


 共産党・革新共同議員団は、三月十六日、丹後町徳光でおこった山崩れと田地崩壊について、知事に対策を申し入れました。これは議員団の杉本源一、岩田隆夫両議員が十四日におこなった現地調査に基づくものです。全文は次のとおりです。
 三月八日発見された、丹後町徳光地区における山崩れと田地崩壊の状況については、理事者は十分承知しておられることと思います。わが議員団は三月十四日、現地調査を行い農家の人たちの要望を聴取してきました。次の点について緊急の措置を講じられるよう申し入れます。

一、仮設道路の設置を急ぐこと。崩壊現場より上の方にあるニヘクタール強(圃場整備完了)の水田を耕作するには仮設道路を新設する必要があります。四月に入ると作付準備の農作業がはじまることから農家の人たちは切実にこの道路の新設を求めています。直ちに丹後町・網野町と協議し指導援助を行い要望にこたえる措置を講じられたい。
二、ニ次災害防止の対策を急ぐこと。陥没地をはじめ山地には著しく亀裂の生じた所が目立ち、今後どのような二次災害が発生するかも知れない危険な状況にあります。丹後町当局も府の指導援助を強く求めておられます。関係地元住民にも不安がつのっています。直ちに二次災害防止対策を講じる必要があります。
三、災害復旧について。全般的な災害復旧を急ぐと共に、この種災害発生の原因を明らかにすることは、今後の基盤整備事業をはじめ開発事業を推進していく上で重要な課題であります。同時に災害復旧に当っては、地元農家の負担を強いることのないよう特別の施策が講じられるよう申し入れます。

山崩れと田地崩壊(丹後町徳光)について知事に申し入れ[PDFファイル 1ページ/288KB]