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天皇在位六十年奉祝記念式典に関する申し入れ

1986/10/20 更新
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天皇在位六十年奉祝記念式典に関する申し入れ

府議団

 共産党・革新共同京都府会議員団は、十月二十日、荒巻禎一京都府知事に対して、次のとおり申し入れました。


 来たる十一月十日に、「天皇陛下御在位六十年奉祝記念京都式典」が府立体育館で行われようとしている。
 わが議員団は、すでに本年四月十七日、この「奉祝記念式典」も含めて「天皇在位六十年」祝賀行事については反対であることを明らかにし、知事に対し、知事と京都府が祝賀に関する行事やキャンペーンに参画や支援を一切行わないように強く申し入れたところである。
 その際述べたとおり、「天皇在位六十年」祝賀行事は、
 一、現天皇を最高責任者として遂行された侵略戦争や主権在君の暗黒政治を肯定するものである。
 二、主権在民を確立した現憲法の民主的、平和的条項への真っ向からの挑戦である。
 三、中曽根首相がすすめる「戦後政冶の総決算」路線の総仕上げとしての憲法改悪、天皇の元首化を推進するための政洽的キャンペーンである。
 四、京都では、大嘗祭、御大典を京都で行う機運を高め、天皇を利用して京都を反動の拠点にすることを狙うものである。
 式典が近づいている今日、式典への知事の参加があるかのような宣伝が行われているが、知事はこれに厳重に抗議するとともに、式典やパレードなどに参画や支援を一切行うことのないよう重ねて強く申し入れるものである。

天皇在位六十年奉祝記念式典に関する申し入れ[PDFファイル 1ページ/489KB]