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申し入れ

米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港に反対する申し入れ

1987/09/02 更新
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米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港に反対する申し入れ


 米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」が九月七日から十日まで舞鶴港に入港する。第七艦隊の各艦船が核弾道ミサイル・トマホーク等大量の核兵器が実戦配備されていることは米国防総省等の発表で明らかである。
 先月二十八曰発表された一九八七年版『防衛白書』では「核兵器の使用を含む事態から通常戦力による侵略事態まで」備えると称して、核戦争の事態にも対応できる自衛隊づくりをうちだしており、米核戦略のもとでの新たな軍拡宣言ともいうべき内容となっている。
 今回の「ブルーリッジ」の舞鶴入港は、日本海における日米の「小規模特別訓練」として、海上自衛隊護衛艦隊の最新鋭護衛艦「しらね」とともに海上自衛隊舞鶴地方隊の艦艇も加わって各種の訓練を行うためのものである。
 京都府政は、軍備拡大を推し進める政府・自民党に追随し、これまで四回の「ブルーリッジ」の入港を認めてきた。これは、平和を望む府民の要求に反し、今曰の核兵器廃絶、核戦争阻止と核兵器の大幅削減を求める国際世論の高まりに逆行するものであり絶対に認められない。
 わが議員団は、荒巻知事が核兵器廃絶、核戦争阻止という世界と府民の真剣な願いに応え、米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港を拒否し、今後このような危険な核積載と核攻撃を指示する艦船の入港を永久に認めないよう非核京都府宣言を行うことを強く求めるものである。
以 上

一九八七年九月二日

京都府知事 荒巻禎一殿

日本共産党・革新共同京都府議会議員団

米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港に反対する申し入れ[PDFファイル 1ページ/450KB]