米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港に反対する申し入れ
1990/07/21 更新
[ 申し入れ ]
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米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港に反対する申し入れ
一九九〇年七月二十一日
アメリカ第七艦隊の旗艦「ブルーリッジ」が、来たる七月二十五日から二十七日まで舞鶴港に入港することが明らかになった。この入港は、アメリカ海軍が日本の海上自衛隊と共同で、日本海において訓練を行うためのものであり、日本の自衛隊からは護衛艦「しらね」が参加することになっている。
この日米共同演習は、日米軍事同盟に基づいて実施されている。しかし、最近の「米ソ接近」政策のなかで「ソ連の脅威」に対処するためという主張が破綻して、この軍事同盟自体が存続の根拠を失っており、「日本の防衛」とは全く無縁なものであることが明らかになってきてぃる。
ところがアメリカ政府は、日米軍事同盟をその世界戦略の主体と位置付け、曰本に軍拡を迫り、日本を核戦争と通常戦争の第一線基地として強化しようとしており、日本政府もこれに積極的に応じている。今回の訓練もこの一貫としての核の近代化と「海洋戦略」の強化の表れであり、日本と世界の平和を願う多くの府民の願いを踏みにじるものである。
わが議員団は、これまでから舞鶴自衛隊基地の強化や米艦船の入港に反対し、知事に申し入れを行ってきたが、知事は、府民の願いを無視して、これらを容認してきた。知事はこの際、このような態度をあらため、今回のブルーリッジ入港に反対し、政府に対して共同訓練を中止するよう要請することを強く求めるものである。
米第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」の舞鶴入港に反対する申し入れ[PDFファイル 1ページ/266KB]