信楽鉄道事故の惨事に学べ 北近畿タンゴ鉄道の安全対策を万全に
1991/06/07 更新
[ 申し入れ ]
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信楽鉄道事故の惨事に学べ
北近畿タンゴ鉄道の安全体制を万全に
五月一四日、五〇〇名近い多数の死傷者を出した、第三セクター信楽鉄道線における列車正面衝突事故は、同じ第三セクターの北近畿タンゴ鉄道(KTR)を運行する本府にも、他人事ですまされない問題を投げかけており、列車運行の安全対策に対し、府民の間で大きな不安と関心を引き起こしています。
府会議員団はこのため、①「質問書」を提出②KTRとの懇談・調査③知事への申し入れ――などを通じて、安全対策の万全を求めました。
安全対策を知事に申し入れ
(六月七日)
申し入れでは、とくに①北近畿タンゴ鉄道の職員の教育・訓練にあたっては、JRの訓練施設を活用すること②列車無線システムの全区間への導入を急ぐとともに、防災行政無線によるネットワーク形成について早急に着手すること③車両の整備・点検、保線などの外部業者の委託について、チェック機能を強化することなどを強調しています。また、職員の労働粂件の改善、事故・災害時の国の財政面の援助制度と保健制度の改善についても言及しています。
信楽鉄道事故の惨事に学べ 北近畿タンゴ鉄道の安全対策を万全に[PDFファイル 1ページ/205KB]