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申し入れ

国道178号線里波見地区 地すべり災害対策についての申し入れ

1992/03/04 更新
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 三月四日、府議団は宮津市議団、伊根町議団とともに国道一七八号線の復旧について下記の申し入れを行いました。(府理事者は六日の予算委員会で仮設道路をつくる旨答弁しました。)

国道一七八号線里波見地区
地すべり災害対策についての申し入れ

一九九二年三月四日  京都府知事 荒巻禎一様


 去る一月二十五日に発生した里波見地区地すべり災害に伴う、国道一八七号里波見~長江間の交通則制は、二月二十五日に発生した第二次崩壊によって終日全面通行止めとされた。その後一週間経過したが崩壊法面上部の動きが止まらず、非常に危険な状態にあるため今なお、崩壊土砂の除去作業にも着手できず、復旧のめどは全くたっていない。
 言うまでもなく国道一七八号は、宮津市橋北地域及び、伊根町の命網ともいうべき全面通行止はこれらの地域住民の日常生活、教育や医療、産業活動に重大な影響、被害を与えるものであり、一日も早い復旧が望まれるところである。府当局は、去る二月二十八日関係機関、自治体で構成する「災害対策連絡調整会議」を設置し対処されているが、当面、住民の不安を解消し、要望に応えるため次の措置を講じられるよう申し入れる。
一、迂回路となる府連、中波見里波見線、奥波見岩が鼻線、下世屋本庄線の緊急整備を行い、離合と安全確保に万全を期すこと。特に奥波見岩が鼻線舟が谷地区の退避所設置などをただちに行うこと。
二、全面通行止め区間を海上輸送でつなぎ、路線バスの運行を再開するよう検討すること。それまでの間、マイクロバスなどによる通学、通勤の確保をはかること。特に与謝の海病院などへの通院の確保については特別の体制を講じること。
三、漁協などの海上輸送や遠距離迂回輸送などに対して、必要な支援措置を講じること。
四、当面の対策として水抜きなど安全対策を講じつつ、崩壊土砂の除去作業を急ぎ、片側通行を確保すること。
五、更に全面復旧に至る間、海崇沿いの張出し、あるいは沖出し仮設道の建設を早急に行い、安全かつ安定的な通行を保障すること。

以 上

国道178号線里波見地区 地すべり災害対策についての申し入れ[PDFファイル 1ページ/78.9KB]