北山杉などの雪害対策に関する申し入れ

1993年２月８日

日本共産党京都府議会議員団

団長　西山　秀尚

京都府知事　荒巻禎一殿

　２月２日の大雪による林業被害は、現段階の発表でもすでに、北山杉の倒木が５万本以上、７億円以上にものぼり、今後調査がすすむにつれて実態が明らかになれば、さらに大きくなると予想されます。
　わが議員団は、直ちに現地調査をおこないましたが、一昨年につづく雪害で、森林所有者のなかには、「雪に強い苗の育成が必要」などの意見が出され、また、加工業者からは「２年前の特別融資の返済期限が今年で困っている」などの要望が出されました。
　そこで、次の点について、格別の努力をされるよう申し入れるものです。

１、今回の雪害に対する対策として、特別融資を検討するとともに、２年前の雪害対策融資について、返済期限を延長するなど、関係者の要望に応える施策を実施すること。
２、伐採・搬出や植林など復旧にかかわる事業にあたっては、特別の指導・援助をおこなうこと。
３、森林組合を中心に実施されている被害実態調査の活動を援助し、適切な対処をすること。
４、雪に強い苗の開発のための研究をすること。
以　上

北山杉などの雪害被害に関する申し入れ［PDFファイル 1ページ／64.6KB］