渇水対策で実態調査、水確保のための経費補助を求め、申し入れ(口頭)、「大山崎町立第二保育所隣接マンション」建設計画に関わる申し入れ、入院給食費患者負担に関する申し入れ、産廃処理場計画に府は反対を府議団、美山町議団が申し入れ(口頭)、入院給食費患者負担実施のための条例改正の専決処分撤回、臨時府議会開催を求める緊急申し入れ
申し入れ
渇水対策で実態調査、水確保のための経費補助を求め、申し入れ(口頭)
かみね史朗府議(参議院京都選挙区予定候補)と高橋進、三双順子の各議員は、八月八日、府農林水産部に、渇水・高温による農作物被害の実態の把握、必要経費の補助などの援助措置について、口頭での申し入れを行ないました。
申し入れでは、前日に行なった調査の中で、すべての水田に公平に水が配分されるよう、二十四時間の監視体制が、専業、兼業にかかわらず当番が回っていること、水田優先で畑作は後回しになっていること、井戸の掘削に多額の費用が必要など、農家の負担が大変になっていることを府当局に説明。水確保のための対策強化、経費補助などの援助措置をとるよう、口頭で申し入れました。
これに対し、農政課長は「振興局単位の連絡会議を設置し、実態の把握を行なっている。すでに揚水ポンプへの補助、さく井のための資材補助などを行なうことにしているが、補助率などは現在検討している。」と答えました。
「大山崎町立第二保育所隣接マンション」建設計画に関わる申し入れ
京都府知事 荒巻禎一 様
三島商事株式会社が京都府大山崎町円明寺鳥居前に分譲マンションを建設するため用地造成及び、建築確認を再度申請している件について、左記の理由から許可されることのないよう申し入れます。
記
一、建設予定地は大山崎町立第二保育所に隣接し、日照・風通しなどマンション建設によって保育環境の悪化をまねくとして、保育所保護者会など関係者から子どもの生活環境を守り育てる立場から、保護者・周辺住民に対し納得のいく説明を町当局に再三求めてきたにもかかわらず、現在に至るも合意できていないこと。
二、一九九四年六月二十二日大山崎町議会は「保育環境を守ること」、「水道用施設を業者に提供しないこと」、「住民合意が得られるまで協定書を結ばないこと」の住民の陳情書を採択していること。
三、開発用地の一部に町公有地(水道施設)が含まれており、この用地を開発業者に提供しようとする町当局に、中止を求める住民訴訟で現在係争中であること。
入院給食費患者負担に関する申し入れ
一九九四年八月十一日
京都府知事 荒巻禎一 様
入院給食贅を患者負担にする健康保険法「改正」によって、十月一日から当面、一日六百円(二年後八百円)の自己負担が導入されることとなった。これは病院給食を治療と認めず、国民に負担を押し付ける不当なものである。その上厚生省は、地方自治体で任意に実施している部分についても、「今回の法改正の趣旨が負担の公平にあるので、負担していただくのが原則になる。」との考え方を打ち出している。地方自治体のよい制度を国の施策として本来取り入れていくべきであるにもかかわらず、自治体の努力でつくっている制度に対して、厚生省が圧力をかけることは許されないことである。
本府は独自の施策として、乳幼児・母子家庭・老人・重度心身障害児(者)難病患者の医療費に助成を行っている。これらの制度は、府民の切実な要求に応える施策として歓迎されているばかりか、医療を受ける権利を保障する上で大きな役割を果たしている。
ところが、府理事者が八月二日の厚生労働委員会の審議の際、検討中と答えつつ、「法改正は在宅患者との負担の公平をはかる主旨と理解している」として、厚生省の考え方にそった対応をしようとしていることは、重大な問題である。
府民の医療を受ける権利を守るためにも、これら府独白の医療費助成制度に、入院給食費の自己負担を導入しないように強く求めるものである。
産廃処理場計画に府は反対を府議団、美山町議団が申し入れ(口頭)
日本共産党府議団と党美山町議団は八月二十四日、住民・町あげて反対運動をくり広げている美山町の産業廃棄物処理場計画について、反対を表明するよう口頭で京都府に申し入れました。申し入れは、内山徳秋、荘司泰男、三双順子の各府会議員と木戸賢次、井栗登の各町会議員が行いました。
党議兵団は、①業者は強引に工事をおこない、他にも園部などあちこちで住民とトラブルをおこしている問題業者として、対応すべきだ、②住民合意もなく、美山町のまちづくりにも反する処理場建設に、府は反対すべきだと要求しました。
これに対して、府農林水産部林務課は「現在はあくまで法の範囲で行われており、苦しい思いをしている」「過去にも問題ある業者と認識している。毅然と対処していきたい」と答弁しました。
入院給食費患者負担実施のための条例改正の専決処分撤回、臨時府議会開催を求める緊急申入れ
一九九四年九月一日
京都府知事 荒巻禎一 様
京都府は、八月三十一日、医療保険制度等「改正」に伴う関係条例の改正についての専決処分を行った。
本改正は、健康保険法等の改悪をうけ、十月一日から府立病院等で入院給食費の患者負担を実施するためのものである。これは、国民のたたかいによって築きあげてきた社会保障の根幹を崩すもので、府民の医療を受ける権利を脅かし、府民生活に重大な影響を及ぼすものであり、議会での慎重かつ十分な審議が必要な重大問題である。
ところが、議会開催の時間的余裕があったにもかかわらず、京都府が専決処分を行ったことは、議会軽視であるばかりか、府民のくらしを守るべき地方自治体の役割を放棄するものである。
わが議員団は、この専決処分に断固抗議するとともに、専決処分を撤回し、すみやかにこの関係条例改正についての臨時府議会を開催し、十分な審議を行うよう強く要求するものである。
渇水対策で実態調査、水確保のための経費補助を求め、申し入れ(口頭)、「大山崎町立第二保育所隣接マンション」建設計画に関わる申し入れ、入院給食費患者負担に関する申し入れ、産廃処理場計画に府は反対を府議団、美山町議団が申し入れ(口頭)、入院給食費患者負担実施のための条例改正の専決処分撤回、臨時府議会開催を求める緊急申し入れ[PDFファイル 1ページ/123KB]