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「議員団声明」与党による府会役員独占の暴挙を糾弾する

1999/05/29 更新
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改選後の初の議会、5月臨時議会開催される

 京都府議会5月臨時議会は、24日に開会され、28日深夜に会期を29日まで延長したうえで、29日未明に議長、副議長を選出するとともに、監査委貝の任命を行いました。
 また、議員の所属常任委員会・特別委員会などの決定、「平成10年度一般会計予算の補正」と「地方税法の一部改正に伴う府税条例の改正」の知事専決処分の承諾を行い、閉会しました。
 閉会後開催された、常任委員会、特別委員会で、委員会の正副委員長選出しました。


「議員団声明」与党による府会役員独占の暴挙を糾弾する

1999年5月29日
日本共産党京都府会議員団


 本日の府会本会議で、正副議長・監査委員などの議会役員選挙が行われた。
 わが党は、今回の議会役員の選出に当り、議会構成は与野党にかかわりなく、府民の意思が公正に反映されるよう努めるぺき、であり、そのためには、先の選挙で示された府民の意思に基づき、第一党・議長、第二党・副議長、常任・特別委員会の正副委員長の議席に応じた公正。な配分を各会派に申し入れるとともに、世話人会協議においても主張した。また、監査委員については、汚職・腐敗をなくし、清潔な府政をうちたてるために、蜷川民主府政時代にも、あえて野党の自民党にポストを与えたように、与党が独占すべきではないと主張してきた。
 ところが、自民、府民、公明、新政の四会派は、六日間の会期中のほとんどを密室協議に費やし、府会第二党のわが党を排除して、議長に自民党、副議長に府会第三党の民主・府民連合を選出し、知事は議会推薦監査委員について、与党の自民党二名を提案した。そのうえ、常任委員会、特別委員会の正副委員長までも、府会第二党のわが党を全面排除するという暴挙を行った。
 このような与党会派の談合は、先の選挙できびしい審判を受けたオール与党による「翼賛体制」を継続しようとするもので、府民の声に背を向けるものである。
 わが党議員団は、このような暴挙を厳しく糾弾するものである。わが党は今後、引き続き、「オール与党」による横暴となれあい政治を許さず、公正で民主的な議会運営のため、全力で奮闘するとともに、府民に開かれた府議会とするため、議会の情報公開、委員会の傍聴などの実現に向けていっそう努力するものである。