地方自治の精神に反する天下り官僚「副知事」の選任に反対
2002/10/11 更新
[ 政策と見解 ]
この記事は 2 分で読めます。
佐村知子氏の副知事選任にあたって、西山秀尚団長が談話
地方自治の精神に反する天下り官僚「副知事」の選任に反対
2002年10月11日
日本共産党京都府会議員団
団長 西山 秀尚
本日、知事がら欠員となっていた副知事の選任について、旧郵政省のキャリア官僚である佐村知子氏の提案があり、与党会派の賛成多数で承認された。
わが党議員団は、これまでから、国の官僚を副知事に受け入れることは、地方自治の精神に反するものとして厳しく批判してきた。とりわけ、自民党府政になって以来、副知事をはじめ、府政運営の重要なポストに、国の天下り官僚をあいついで受け入れ、事実上「国の出先機関」のような状況をつくりだしてきた。
今回の副知事人事についても、国の天下り官僚を受け入れるものであり、地方自治の精神に反するものとして、わが党議員団は反対した。
山田知事は、「女性の幹部登用」を公約とし、今回の副知事選任がその一環であるかのように表明しているが、これは国の官僚を受け入れることへの批判をそらそうとするものに過ぎない。
「女性幹部の登用」というのなら、議会における出席要求理事者に中で、女性の占める割合が、荒巻知事時代と変わらない状況を抜本的に改めることが必要である。
わが党議員団は、今後とも、国の出先機関のような京都府政ではなく、府民の声が生かされる「府民が主人公の府政」実現へ全力をあげるとともに、「男女平等条例」の制定をけじめ、女性の社会参画の拡大、女性の幹部登用の拡大などをめざして奮闘するものである。