森田府議の逮捕に関する公開質問について
●森田府議の逮捕に関し、府会議員団は2月5日、自民党議員団への公開質問を出しました。
森田府議の逮捕に関する公開質問について
自由民主党京都府議会議員団
団長 高山 寛 殿
2003年2月5日
日本共産党京都府議会議員団
団長 西山 秀尚
貴議員団の団長であった森田喜兵衛議員が、1月31日に、「佐川急便」の商業登記の役員を勝手に改変したとして、電磁的公正証書原本不実記録の容疑などで逮捕された。
これは、府民の議員への信頼を裏切るとともに、府議会の品位をも傷つける事態であり、次の2点について質問するので、ご回答願いたい。
1 離党・会派離脱の原因となった行為と逮捕、貴議員団の対応について
今回の逮捕で、森田氏が「迷惑をかけた」としている行為が「佐川急便」の商業登記の役員を勝手に改変したことであることが明らかになったが、森田氏も登記改変を認めている社会的犯罪行為であり、ただちに議員を辞職すべきものである。
ところが、貴議員団は、離党・会派離脱のときすでに、森田氏の行為を知り得る立場にあったにもかかわらず、離党・会派離脱にとどめ、責任ある態度表明をしなかった。なぜ、コメントもせず、また、辞職させなかったのか。
また、自民党京都府連は、森田氏をこれまで公認候補とし、貴議員団は1月けじめまで団長にしていたが、その責任についてどう考えているのか、明らかにすべきである。
2 森田氏が佐川急便の亀岡トラックターミナル建設にかかわっだ問題について
森田氏が運送会社を経営し、佐川急便と深い関係にあったことは、貴議員団もよく承知されているところである。特に、1992年に問題となった佐川急便事件に関連して、佐川急便が亀岡にトラックターミナル建設を計画し、農地転用が許可されないなかで、森田氏が経営する「京和運送」が代わって申請して許可され、佐川急便のトラックターミナルができるという事態が起きた。
これは不当な行為で、許可した京都府の責任も重大である。わが議員団は当時の議会で、この問題を追及したが、知事は非を認めず、貴議員団も沈黙したままであった。
森田氏がかかわったこの佐川急便の亀岡トラックターミナルの問題について、どのように考えているのか、明らかにすべきである。
以上