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政策と見解

米イージス艦 フイッツジェラルドの舞鶴港への入港について

2005/02/04 更新
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 新聞報道によると、米第七艦隊所属のイージスシステム搭載ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」が、2月10日から14日までの5日間、舞鶴市の海上自衛隊舞鶴基地に寄港を予定している。

 イージス艦は米国のミサイル防衛戦略の柱をなし、先制攻撃戦略の重要な構成要素である。米国は、これを日本海に複数常駐させており、「フィッツジェラルド」も昨年配備されたものである。

 今回の寄港は、ミサイル防衛戦略に従事する艦船の「物資の補給と乗務員の休養」を理由としているが、ブッシュ政権のミサイル防衛戦略に、日本を一層深く組み込むものであり、イージス艦等の米艦船の舞鶴港寄港の常態化をはかるものである。これは、戦争を放棄し、戦力を保持しないと定めた日本国憲法と、非核、平和の港・舞鶴港を願う京都府民の世論に反し、日本国民を米国の行う戦争に巻き込み生命を脅かす危険なものであり、断じて許すことはできない。

 知事は、府民の安全・安心に責任を持つ者として、米イージス艦「フィッツジェラルド」の舞鶴港寄港を拒否し、米軍、政府、海上自衛隊など関係機関に対し同艦の舞鶴港への寄港中止を要求するよう申し入れるものである。