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討論

条例改正提案 新井 進府議の賛成討論

2006/10/07 更新
[ 討論 ]
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 日本共産党の新井進です。

 私は、ただいま議題となっています「京都府議会の議員の定数並びに選挙区及び各選挙区の議員の定数に関する条例の一部改正」について、わが党議員団提案の京田辺市・綴喜郡選挙区と西京区選挙区をそれぞれ1名増員し、南丹市・船井郡選挙区及び舞鶴市選挙区の定数をそれぞれ1名減らす案に賛成し、自民提出の改正案及び、民主・公明提出の改正案に反対する討論を行います。

 わが党提案の改正案が、憲法と地方自治法、公選法にもとづき、府民の一票の権利を平等に保障し、地方自治を守る立場からの現実的な提案であることは、前窪議員の提案説明のとおりであります。この提案が、府民の常識から見ても最も道理ある、現実的なものであることは明らかです。

 民主・公明提案の南丹市・船井郡区を1名減員する案は、本府議会の定数を、すでに法定定数69名から7名も削減し、62名となっているのをさらに減らそうとするもので、住民意思の議会と府政への反映をせばめ、議会の機能を弱めるものです。よって賛成することはできません。

 自民提案の京田辺市・綴喜郡選挙区を1名増員し、京丹後市選挙区を1名減員する案は、きわめて党略的であります。京田辺市・綴喜郡選挙区を増員することは当然ですが、京丹後市で1名減とすることについては、もっとも1議員当たりの人口が少ない南丹市・船井郡選挙区、2番目に少ない舞鶴市選挙区をそのままにしておいて、3番目の京丹後市を減らそうというのですから、まったく道理はありません。しかも、西京区の2・89倍もの格差は残すもので、格差是正の名に値しません。これは憲法や公選法の精神からはずれ、府民を愚弄するとともに、提案者の見識のなさを府民の前に示すものです。

 しかも、この道理のない自民案に、政党間の信義もなげすて、党利党略どころか、個利個略で擦り寄ることは、政治家としての節操すらなげすてるものです。

 府民のくらしと地域が困難に陥っているとき、府民が府議会に求めているのは、府民の声を正しく反映し、ムダづかいをやめ、暮らしを守るための府政実現に、府議会がその役割をしっかりと果たすことです。同僚議員のみなさんが、党利党略でなく、府民に対し、誠実な対応をされることを強く求めて討論を終わります。