国庫補助金不適正運用問題と「いわゆる裏金」問題に関する申し入れ
2008/11/07 更新
[ 申し入れ ]
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2008年11月7日
京都府知事 山田啓二 様
日本共産党京都府議会議員団
団長 新井 進
国庫補助金不適正運用問題と「いわゆる裏金」問題に関する申し入れ
会計検査院は、平成19年度の京都府にたいする国庫補助事業費のうち、農林水産部と建設交通部にかかる4920万円の会計処理が不適切であると指摘した。
この問題は、現在開催中の決算特別委員会で知事が・謝し、審議されてきたが「不適正な会計処理」「補助対象外の使用」とされている中身をはじめ、その全容が現在に至るまで明らかにされておらず、府民の府政に対する信頼を大きく傷つけている。
これまでに明らかになっている点に、「旅費」や「需用費」など、当然必要とされる府の経費に国庫補助金が「活用」されてきたことがある。これは、京都府が現場に必要な需用費などの経費までも削減し続けてきたことにも要因がある。
さらに、山田知事はこれまで「裏金は絶対ない」といい続けてきたにもかかわらず、中丹振興局で「いわゆる裏金」の存在が明らかになった。しかも、府の幹部が組織的に「いわゆる裏金」を引き継ぎ、使ってきたという事実はいっそう深刻である。
わが党議員団は、今回の国庫補助金事業費不適正運用問題と「いわゆる裏金問題」について、全容解明を進め、再発防止策とともに府民に一刻も早く示すことを求めるものである。同時にこのような問題を生み出した根本の一つである府政運営、財政運営を見直し、府民本位の清潔な開かれた府政を確立するように強く求めるものである。
以上
国庫補助金不適正運用問題と「いわゆる裏金」問題に関する申し入れ[PDFファイル 34.2 KB]