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申し入れ

鳥獣被害に対する対策を求める申し入れ

2010/11/30 更新
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京都府知事 山田啓二 様

2010年11月30日

日本共産党京都府会議員団 団長 新井  進
  同 京田辺市会議員団 団長 塩貝 建夫
  同 木津川市会議員団 団長 村城 恵子
  同宇治出原町会議員団 団長 安本 修
  同  井手町会議員団 団長 谷田 操
  同  笠置町議会議員    福本 宗雄
  同  和束町議会議員    岡本 正意
  同  精華町会議員団 団長 坪井 久行
  同 南山城村会議員団 団長 柴垣 紀行


鳥獣被害に対する対策を求める申し入れ


 農家は米の収穫が終わり、例年ならば一安心する時期でありますが、今年は米価の暴落に加え、昨年に増して鳥獣被害が深刻になっています。京田辺市、木津川市、綴喜郡、相楽郡内でも、イノシシやサル、シカ、アライグマさらにウサギなどによる農作物被害が多発し、農家から「なんとかしてほしいjという痛切な声が上かっています。
 つきましては、鳥獣被害から農業と農家を守るために、下記の対策を早急に実施されるよう申し入れます。


1.サル・シカ・イノシシなどの個体数や鳥獣被害の実態を市町村と連携し、把握すること。
2.「特定鳥獣保護管理計画」の見直しをはかり、適正な個体管理を行うこと。
3.市町村が作成する被害防止計画に適切な指導と援助を行い、直ちに市町村が被害防止計画を持てるようにすること。
4.鳥獣対策の情報や経験などを積極的に発信すること。
5.鳥獣被害を軽減する施策の展開を定め、山城地域振興計廊に位置づけること。
6.サルの群れの動きを把握するための発信機や受信機を増やすこと。
7.被害防除のための防護柵や電気棚を設置する予算を大幅に増やすこと。引き下げられた国の補助率をカバーし、さらに引き上げること。また、補修に対する補助を行うこと。
8.駆除を専門とする「有害鳥獣専任捕獲班」を常設すること。後継者を確保するため、狩猟免許取得経費に対して補助すること。また、モンキードックの養成、普及に取り組み、経費を補助すること。
9.鳥獣捕獲にあたっては、府内市町村、奈良・滋賀・三重県等関係機関と広域的に連携をとること。
10.農業共済制度で被害補償されない農作物や家屋の被害に対する補償を実施すること。
11.捕殺個体の焼却施設の建設を行うこと。
12.森林再生や林業振興を抜本的に強化すること。里山再生事業に取り組むこと。
13.政府に対して必要な経費を確保するよう求めること。


以上

鳥獣被害に対する対策を求める申し入れ[PDFファイル 44.5 KB]