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長岡京市の松下電器工場でPCB入り機器の埋設が発覚 党府議団が緊急の申し入れ

2003/02/03 更新
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拡大 3日、日本共産党京都府会議員団(西山秀尚団長)と長岡京市議会議員団(藤本秀延団長)は、京都府の山田啓二知事に対して、「松下電器産業長岡工場敷地内へのPCB機器埋設問題への緊急の対応と企業による土壌汚染や水質汚染に対する指導を強めることを求める申し入れ」を行いました。

 1月31日、松下電器産業は同社グループの京都や大阪など5ヵ所の工場や跡地で「有害な化学物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)を使った部品を敷地内へ埋めていた」と発表し、工場周辺の住民には大きな不安が広がっています。5ヵ所の中には、長岡京市の同社半導体長岡工場が含まれており、緊急の対策が求められているものです。
 同社は「長岡工場では3ヵ所で機器の埋設が分かったが、土壌などからPCBは検出されなかった」、「建物三棟の床下に埋められているとみられ、・・・77年9月ごろから80年7月ころにかけて埋められたらしい」と報道では明らかにしていますが、住民への説明がないため、土壌や地下水汚染への不安が広がっているものです。
 府企画環境部への申し入れには、上坂愛子、島田敬子両府議と藤本秀延長岡市議が行い、PCB入りの機器の早急な撤去と住民が納得行く調査を行い、ただちに報告することを求めました。また、企業による土壌や地下水などの環境汚染に厳しく対応することを求めました。
 対応した府理事者は、ただちに現場の調査を行ったこと。地下水と土壌の汚染は出ていないと聞いていること、松下からの撤去の計画提出を求めていることを明らかにしました。上坂府議は、企業の責任を明確にし、早急な撤去の指導を厳しく求めました。
 
 上坂府議と藤本市議は、対応にあたっている向陽保健所も訪問、同様の申入れを行いました。