二つの条例提案で、関係団体を訪問し、いっせいに申し入れ
日本共産党府会議員団は、9月8日から10日にかけて、約70の中小企業団体、女性団体、労働団体、金融機関などを訪問。先に発表した「男女平等条例案」「地域金融活性化条例案」の二つの条例案を説明し、対話を行いました。あわせて、19日にみやこめっせで開く大演説会を案内しました。
この訪問には、12名の府会議員団全員が参加。石村かず子衆院京都3区予定候補、成宮まり子同4区予定候補も参加しました。
「男女平等条例案」については、「男女平等はゆり戻しがあるかも知れないが、社会の流れ、国際的な流れ」(経営者団体)、「女性の参加なしに、農協の経営も成り立たない。理事への女性の参画を進めている」(JA京都中央会)との感想・意見が寄せられました。
金融機関による貸しぶり、貸しはがしを防止し、地域経済に貢献する地域金融機関づくりを進める「地域金融活性化条例案」については、「都市銀行に一括返済を求められている会員企業がある」「金融機関は職員をリストラし減らしている。中小企業の現場を知り、経営を応援できる職員を増やし育ててほしい」「金融機関以上に、信用保証協会による保証しぶりがある。この点にも留意を」(中小企業団体)、「貸ししぶり、貸しはがしは許せない」(経営者団体)など、深刻な中小企業の経営実態と併せ、感想が出されました。
今回の訪問では、二つの条例案そのものへの意見と共に、「トラック運転手は東京、京都間を、ひっくるめて4万円で走っている。命がけだ」(京滋交通運輸労連)、「不況やSARSの影響が大きく、運転資金が大変」(旅行業者団体)など、それぞれの団体が抱える問題についても、切実な要望が出されました。
府会議員団では、今回の訪問を含め、条例案について寄せられれた意見を集約し、議会に提案する条例案に反映することにしています。