京都府射撃場鉛汚染問題 府議団早急な汚染対策の実施を申入れ 府は鉛の完全撤去を約束
2004/07/24 更新
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京都府射撃場(京北町細野)の調整池排水から水質基準を上回る鉛が検出され、住民から不安の声が寄せられている問題で、日本共産党京都府議団は23日、府知事に対し、鉛汚染除去対策を緊急に求める申し入れを行ないました。
申し入れは松尾孝団長、光永敦彦、加味根史朗、山内佳子の各府議が行ない、府企画環境部長は「鉛は、完全に撤去したい」とこたえました。
党府議団は、13日に関係者からの聞き取りや現場調査を行ない、鉛が大量に蓄積されており、「放置すれば自然や住環境の重大な破壊となる」として、今回の申し入れを行ないました。
申レ入れ書は、すでに数年前から射撃場の鉛汚染が全国的に問題となっており、「管理者の府の責任は重大」と指摘。鉛汚染の経過と全容を明らかにし、計画を確立して早急に除去を開始するよう求めました。
また、芝生づくりのためにと行われた、堆肥(たいひ)の大量投与が汚染を進行させた可能性も指摘、その「経過と責任を明確に.することも必要」としています。
申し入れた内容は
1、これまで使用された鉛の総量と回収された鉛の総量などの公表
2、土中の含有量、溶融量などの全容解明
3.除去計画の策定と早急な汚染除去の実施
の三点です。