「廃止」反対の声高まる 京都府立洛東病院を府議団が調査
2004/09/01 更新
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日本共産党京都府会議員団は、九月一日午前、京都市東山区の京都府立洛東病院を緊急に訪問、現状を聞き取るとともに、リハビリテーション室や各病棟を調査しました。
同病院は、京都府の包括外部監査で「病棟廃止」と報告されており、府民や利用者、職員から、不安と怒り、存続を求める声が高まっています。
今回の府議団の調査は、洛東病院の現状と外部監査報告の指摘する「問題点」について検証するために行ったもので、松尾孝、島田けい子、みつなが敦彦、西脇いく子の四議員らが参加。杉野成病院長らが対応しました。
外部監査報告では、経営悪化、採算性の問題を中心に「廃止」を打ち出しています。しかし、今回の視察の結果、同病院の採算は、二〇〇二年度以降、急激に経営状態が悪化しているものの、その原因は、医師の年度途中での異動、入院定員を五十床減らす病棟再編、救急病院の告示取り下げなど病院業務の大幅な縮小が行われたためであること。一方、五十床のリハビリテーション病棟は順調に推移していることが明らかとなりました。
このことは、外部監査が病院の現状を正しく見ない不十分なものあることを示しています。
府会議員団は、「私たちは、拙速な結論を出さず、洛東病院を府のリハビリテーション政策の核として発展させるべきだとの立場から、私どもも追求していきます。現場での努力を一層進めていだきたい」と、院長らを激励しました。
(写真説明)リハビリテーション室を調査する左から、松尾、西脇、島田、光永府議