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党議員団が、京都府北部の台風被害を調査・激励

2004/10/02 更新
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 9月29日から30日にかけて近畿地方を襲った台風21号は、京都府中北部を中心に多くの被害を与えました。日本共産党京都府会議員団は10月2日、現地市町議員団とともに伊根町と京丹後市の被害状況の調査を行い、被災者を激励しました。


 伊根町本庄地区では、集中豪雨で筒川が氾濫、濁流でビニールハウス数棟が倒壊、倒壊をまぬがれたビニールハウスにも数センチの泥が堆積、ミズナなどの作物は全滅、周辺農地の畑作物も大きな被害をうけました。調査時も、農家の皆さんは応援の方々とともに、水没した農機具やパイプハウスの清掃、流木・大量のごみの撤去作業をすすめていました。

 ハウス1棟が倒壊、12棟のハウスのミズナが全滅し、大小の農機具5台の被害を受けた専業農家の青年は「今年建てたばかりのハウスがやられた。堆積した泥の始末が大変、春まで出荷できそうもない。」と深刻でした。2年前に神戸から夫婦で新規就農したばかりのご夫婦も、ハウス1棟が倒壊、残り3棟のミズナも全滅で「新規就農援助がまもなく切れるし、大変です」と語っておられました。

 京丹後市(床上浸水9世帯、床下浸水約160世帯)では、4か所を訪問、被災住宅で後始末に汗を流す被災者を激励しました。今年4月に合併したばかりの同市では、「市は消毒薬を1ビン置いて行っただけ。消毒方法もわからない」消毒用機材を買ってきたものの困惑している老夫婦(弥栄町)、「市の対応が遅すぎる。道路の清掃も自費で業者に頼んだ」と怒る商店主(峰山町)など、合併で誕生した新市の対応に共通して不満が出されました。

 調査団は、現地から京丹後市の担当者に緊急対策を求めるとともに、再発防止のための改善策について被災者の要望、意見を聞きながら、現地調査をおこないました。今後、調査結果に基づいて、府、市町への要望、提案活動をすすめていきます。

写真説明
倒壊したパイプハウスを調査する梅木紀秀府議(右)と大谷功伊根町議