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「北朝鮮による虚偽の証拠資料提出に抗議し日本人拉致事件の早期全面解決を求める意見書」を全会一致で採択

2004/12/09 更新
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 9日、府議会で「北朝鮮による虚偽の証拠資料提出に抗議し日本人拉致事件の早期全面解決を求める意見書」を全会一致で採択しました。


 意見書の内容は、次の通りです。


「北朝鮮による虚偽の証拠資料提出に抗議し日本人拉致事件の早期全面解決を求める意見書」

 北朝鮮による日本人拉致問題は、小泉総理の二度の訪朝にもかかわらず、完全解決にはほど遠い状況が続いている。
 昨日、政府の発表により、第3回「日朝実務者協議」で、北朝鮮側が「横田めぐみさんのもの」として日本の代表団に託した遺骨に対するDNA鑑定結果は、別人のものであることが判明した。
 北朝鮮のこの行為は、「日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む」とした、日朝平壌宣言に反する不誠実なものであり、日本国の主権と日本国民を愚弄するものである。かかる卑劣な行為は断じて許すことはできない。
 よって、政府においては、北朝鮮外交の基本方針として「対話と圧力」を打ち出しているが、今回、判明した北朝鮮の許されざる虚偽の証拠資料提出に対して厳重な抗議を行うとともに、毅然たる態度をもって交渉に臨み、拉致被害者の徹底した消息究明、拉致事件の早期全容解明に努めるよう、強く求めるものである。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成16年12月

 衆議院議長    河 野 洋 平 殿
 参議院議長    扇    千 景 殿
 内閣総理大臣   小 泉 純一郎 殿
 外務大臣      町 村 信 孝 殿
 国家公安委員長 村 田 吉 隆 殿
 警察庁長官    漆 間   巌  殿
 京都府議会議長 田 坂 幾 太