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京都府が「伝統産業振興条例案」骨子を公表   「すべての伝統・地場産業を支える条例に」と府議団が積極提案

2005/07/05 更新
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拡大 7月4日の農林商工常任委員会で、「京都府伝統と文化のものづくり産業振興条例(仮称)案」の骨子が報告されました。9月議会に提案するとしています。


 日本共産党府議団は、伝統産業振興条例の制定を求め、1998年に、「条例案大綱」を発表。府は、「条例一本作って事足りる問題ではない」と否定していましたが、この7年間で伝統地場産業を取り巻く環境がより厳しくなるなか、昨年12月、ようやく条例制定を表明しました。

 骨子では、「次代を担う人材を育てる」ことを明記し、府の役割として「施策の総合的な推進」とした上で、「必要な財政上の措置を講」ずるとするなど、府民や日本共産党の提案が取り入れられています。
 しかし、一部に重点をおいたものとなる恐れもあり、パブリックコメント(8月10日まで)などで、関係者の声を集中することが重要となっています。

 党府議団も、かみね史朗府議が6月30日の一般質問で、「振興の阻害要因の是正に役立つ条例を」と求めるとともに、伝統産業予算を4億円から2億円に引き下げるという、府の姿勢を転換することが必要と主張。4日の農林商工常任委員会でも、原田完府議が、「検討委員会での審議経過を公表し、府民的な論議を」と求めました。