舞鶴の煤煙被害問題で、健康相談窓口の設置、排ガスの24時間連続測定を行うと答弁
2005/07/06 更新
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舞鶴市平の舞鶴引揚記念館近くの精錬会社の煤煙被害問題で、5日、総務常任委員会で光永敦彦府議が府当局の姿勢をただしました。
「なぜ長期間にわたり抜本的対応ができなかったのか」との質問に対し、今泉環境政策監は「昭和59年以降、該当する会社が排煙の問題、排水の問題で度々問題を起こしていたのは事実」「きちんとした対応をとり切れなかったことで一連の状況を招いた」と答弁。光永府議は、「府と舞鶴市が合同で現地特別対策チームを発足させたわけで、二度と問題を繰り返さないように」と具体的な対応策を求めました。
これに対し、環境政策監は「舞鶴市ともよく相談して健康相談窓口を設置し、申し出に応じて健康相談も行う」と回答。排ガスの常時継続測定についても、「引揚記念館周辺において、来週にも24時間の連続測定を行う考え」と答弁しました。
硫黄酸化物を約9割カットできる脱硫装置の設置については、「根本的な改善につながるもの」としつつも、当該会社の溶解炉工場が市街化調整区域に立地しており、違法状態にあることを理由に、「違法状態を是正する計画をまず提出する。その中で、脱硫装置の配置を会社側から出してもらう」と回答。光永議員は「早期に脱硫装置の設置を」と重ねて要求しました。