鳥インフルエンザ 埋却した鶏糞は全量焼却処理へ 新井進府議 地元合意を得る努力を求める
2005/07/28 更新
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7月27日に開かれた農林商工常任委員会で、昨年の京都府内での高病原性鳥インフルエンザの発生に際し、04年3月に地中に埋却した鶏糞や死亡鶏の処理等について報告が行われ、日本共産党の新井進議員らが質疑を行いました。
府の報告は、埋却した鶏糞と消石灰、計約3900トンのウイルスは完全に死滅している(昨年4~5月の調査)が、消石灰との分離が困難で堆肥化は難しく、年内に焼却処理の開始をめざす。死亡鶏は、本年3~6月の調査の結果、鶏体・周辺土壌ともウイルス検査はすべて陰性。調査結果を基に、府の「高病原性鳥インフルエンザ専門家会議部会」で、ウイルスが死滅したことが確認され、今後長時間経過すると、鶏体が加水分解により液化し、処理方法が複雑になるため早期処理も必要とされたというものです。また、埋却溝内への雨水の浸透は少なく、外部にしみだす恐れは少ないことも報告されました。
新井議員は、鶏体の処理方法や住民から早期撤去の声がある浅田農産の鶏舎の処理等について質問するとともに、処理に当たっては、地元合意を得るよう求めました。
農林水産部長は、「鶏体をすべて焼却する事も含め考えたい。鶏舎処理は、地元にとっては、鶏舎もあり、鶏糞もあるということは十分承知しており、すべてが早期に解決する努力をしたい」と答弁しました。