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知事総括質疑  加味根史朗議員

2006/03/05 更新
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拡大 3日開かれた京都府議会予算特別委員会で、加味根史朗議員は、お年寄りらの声を紹介しながら介護保険・医療の負担増、医師不足について質問しました。


加味根議員はパネルを使い、高齢者の負担増が右肩上がりで続いていく実態を指摘。京都市在住の夫婦世帯で、夫の年金が年間二百四十万円の場合、二〇〇四年は十四万六千円の負担でした。それが、所得税の老年者控除の廃止、国保料値上げ、住民税非課税限度額の廃止、介護保険料値上げと続き、○八年には三十三万七千円の負担になります。
加味根議員は「雪だるま式に負担が増えたらお年寄りの生活は持続可能にならない。介護保険料を軽減する独自の制度をつくるべきだ」と訴えました。

北部地域で出産できない事態が生まれているもと、加味根議員は弥栄病院や舞鶴医療センターの産婦人科医の確保に知事が緊急に動くこと、また「医師が地元で働く奨学金制度」や「職員枠での医師確保」「女性医のパートタイムの導入」などの抜本対策を求めました。
山田啓二知事は今年度予算に「府立医大に専攻医の枠を設けた」「医師バンクの設置を盛り込んだ」と答弁。北部地域への緊急の産婦人科医確保については触れないまま、「緊急というが何をしろというのかわからない」と気色ばみました。

  「出産できない」という女性の声に心を寄せるようすを見せない知事に対し、加味根議員は「知事の下では住民福祉の向上は期待できない。衣笠洋子さんとともに府政転換することが必要だ」と訴えました。
 
 加味根議員の質問と答弁の大要はこちらに