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京都府の産業廃棄物の検査結果に重大な疑惑が発覚 光永議員が総務常任委員会で追及

2006/03/07 更新
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拡大 加茂町のゴルフ場にフェロシルトが埋設されている問題で、フェロシルトの下に埋められている産廃の疑いのある土壌の検査結果について「基準以下」とした一日の府の発表に「偽装」ともいえる重大な問題があることが七日明らかになりました。府議会総務常任委員会での光永敦彦議員の追及で、府当局が認めたものです。


 府の公表結果では、16ヶ所の土壌を検査、重金属とともに「ベンゼン」や「トリクロロエチレン」などの「揮発性塩素化合物」(VOC)を基準以下としていますが、光永議員が経過を問いただす中で、▽検査サンプルは昨年12月に石原産業がボーリング採取し、密閉されないまま一ヶ月余も常温で保管されていたもので、揮発性化学物質の検査に耐え得ない検体であったこと、検査結果に重大な問題があることを府の理事者も認め、専門家と相談して対処すること、地元住民に説明を行うことを明らかにしました。

 光永府議は、府がフェロシルト埋設問題で石原産業の言い分を鵜呑みにし、独自調査を行わなかったことなど安心・安全をおろそかにしてきたことが全く変わっていないこと、このような偽装とも言える検査を公表した府の責任は極めて重大であり許されないと厳しく指摘しました。
他会派の議員からも「揮発性の物質の検査ではありえないことだ」との意見が出され、理事者が回答できず委員会が中断するなど、大混乱しました。

  光永議員の総務常任委員会での質問と答弁の概要はこちらで