府営住宅や府の公的施設のエレベーターの事故防止対策の実施を求めて緊急の申し入れ
2006/06/07 更新
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7日、府議団は「府営住宅や府の公的施設のエレベーターの事故防止対策の実施を求めて緊急の申し入れ」を京都府に行いました。
東京都港区の公共住宅で高校生がエレベーターに挟まれ死亡する事故が発生しましたが、事故を起こした「シンドラーエレベータ」は全国の公共住宅や大学などで人命に係わりかねないトラブルを起こしていることが明らかになっており、不安が広がっています。
京都府では、府営住宅に設置されたエレベーター57基のうち15基がシンドラーエレベータ社製であり、現在判明しているだけでも「人の閉じ込め」などの誤作動が4件あり、未報告や未掌握の事故が他にあることも考えられ、事故防止のための緊急調査と対策が一刻も早く求められています。
京都府は15基について「定期点検の前倒し、再点検を指示」「すべての府施設のエレベーターの点検を業者に要請」したと報道されていますが、府民の安心安全を守り、事故を防ぐために、以下の3項目の緊急実施を強く求め申し入れたものです。
1 府営住宅のシンドラーエレベータについては、府が責任を持って緊急点検を行い、入居者に対して結果を説明すること。
2 病院、福祉施設、学校、警察など府の公共施設のエレベーターの安全点検を行うこと。
3 民間の建物についても、建築主事の設置されている京都市、宇治市と連携しシンドラーエレベータの総点検を行い、結果の公表など適切な対応を行うこと。
申し入れには、梅木紀秀副団長、前窪義由紀副幹事長、加味根史朗議員が行いました。