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京都府議会 多くの願いが実現 新井幹事長に聞く

2007/03/23 更新
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9日に閉会した京都府議会では、府民と日本共産党府議団(松尾孝団長、12人)の粘り強い運動が府政を動かし、いくつもの願いが実を結びました。府議団の新井進幹事長に話を聞きました。


-実現した要求とはどのようなものですか。

 新井 まず挙げられるのは、府北部の医師確保対策に六億円を予算化したことです。府議団が、百二十二の医療機関をたすね、寄せられた声を「医療提言」にまとめ山田啓二知事に実現を迫ってきた結果です。
 子どもの医療費助成の拡充も、「オール与党」が反対するなか、お母さんたちの運動が扉をこじ開けたというのが実感です。正規雇用拡大への助成も、青年たちと府議団が取り組んだ青年雇用アンケートが大きな力を発揮しました。二月定例会でも府が十億、地元の南丹市も十億の補助金を出しているジャトコで、正規雇用が二〇〇六年で十五人、地元雇用五人という実態を示して正規雇用の拡大を要求しました。企業立地・育成条例に正規雇用の助成金制度が盛り込まれました。

  -むだ遣いや府民いじめの論理が崩れてきていることも明らかになりましたね。

 新井 建設中止を求め続けている畑川ダム問題では、建設の″大義″だった人□六千人増の予測の水増し問題を暴露した府議団の追及に、山田知事は答弁不能になりました。
国保証の取り上げ問題でも、″資格証明書の発行ゼロはありえない″との府による市町村への「指導」を批判し、保険証が無くて乳幼児医療費助成すら受けられない事態をつくらないため、保険証の取り上げ中止を迫りました。知事は、「適切な対応をはかれるようにしたい」と言わざるを得なくなりました。

-「共産党は予算に反対した。共産党が要求して実現した施策は一つもない」という攻撃が強まっていますが。 

 新井 知事や「オール与党」が日本共産党の実績を否定しようとしても、府民のみなさんは日本共産党の奮闘をよく見ていると思います。マスコミ記者が「共産党の主張が生かされた予算ですね」と語るほどです。
 たとえば、子どもの医療費の助成制度の問題でも、毎議会のように拡充を求めてきたのは日本共産党だけです。公明党など「オール与党」は、拡充を求める切実な声を、「絵にかいたもち」(1998年)「選挙目当て」(2002年)と敵視し続け、この四年間も四万人を超える請願め採択に反対するなど背をむけてきました。
 予算に反対したのは、府民への負担増や、畑川ダム、和田ふ頭建設などのむだ遣いを含んでいるからです。むだをやめれば、もっと福祉を充実できるというのが日本共産       党の立場です。
日本共産党の議席を増やしていただくことが、府民の命と暮らしを守る確かな力になります。府議選での前進・勝利に全力をあげます。

(3月14日付け{しんぶん赤旗}に掲載された新井進党府議団幹事長のインタビューです)