西脇府議が一般質問 深刻な介護の実態を示し改善を求める
2007/06/26 更新
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西脇いくこ府議は、介護保険料が値上がり続け、サービスが削られるばかりという制度の問題や、依然として施設整備が遅れているため介護難民が増え続け、地元下京区も含め介護殺人事件が昨年1年間で5件も発生した問題をあげ、在宅介護の深刻な実態を改善するよう迫りました。
また、昨年介護保険制度が改悪され、電動ベッドがなければ起き上がれない方からもベッドが取りあげられた実態を紹介し、同年10月に府内の介護ベッド貸与者が40分の1に激減したが、取り上げられた方々の実態を一件一件把握すべきであると指摘。
さらに、介護療養病床の削減と在宅等への転換を計画している問題をあげ、府内で4900床もの療養病床が削減されることになると府が明らかにしていること、府のアンケート結果によると府内の療養病床入院患者には、「医療区分1」の方が半数近くおられることを示し。その方々が、退院を迫られているが、他施設への入所が不可能であり、「経管栄養や床ずれ処置などで、在宅では対応できない」という悲痛な声を代弁し、知事は療養病床削減の白紙撤回を国に強く求めるよう要求しました。
この他、子どものアレルギー性疾患対策について、文科省が全国の小中高で実施した調査研究報告書の内容を紹介。子どものアレルギー疾患が増加しているため、実効性ある取り組みにより苦痛が軽減され、快適な学校生活が送れるよう求め、中でもアトピー性皮膚炎の重要なスキンケアとして、各学校に「温水シャワー」を設置するよう求めました。