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淀川水系・三重県川上ダム建設工事現場を調査

2008/05/09 更新
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 5月9日、前窪義由紀府議、梅木紀秀府議、松尾孝府議は、三重県伊賀市の水資源機構川上ダム建設所とダム建設予定地周辺を調査しました(写真)。
0509 川上ダム調査.JPG 淀川水系の丹生ダム(滋賀県)、天ヶ瀬ダム再開発(宇治市)、大戸川ダム(滋賀県)、川上ダム(三重県)の4ダムは、国土交通省の諮問機関である「淀川水系委員会」から建設に大きな疑問が出されています。また、この4ダム建設には、京都府が多額の建設費負担を行い、さらに今後とも負担が増大することが見込まれており、「本当に必要か」が厳しく問われており、党府議団は現地調査を進めてきました。
 当日は、水資源機構川上ダム建設所の副所長、工務課長から工事の進捗状況などを聞き取り、その後ダム本体の建設予定地と県道の付替え工事現場を調査し、さらに川上川流域と直下の木津川流域の遊水地建設などの防災工事の状況も調査しました。
 聞き取りでは、総事業費が当初の850億円から1230億円に増大する見込みであること。 京都府の負担金が50億円程度になること。現在行われているのは、県道や市道の付替え工事が中心であることなどが明らかになりました。
 党議員団は、これらの調査の結果や多くの府民の皆さんの声からも、4つのダム計画について、利水や治水、そして下流域の安全問題、景観問題などから見ても大きな問題があると考えており、議会でのいっそうの追及を進める予定です。