京都府、与謝の海病院(脳神経外科)の手術・入院の再開を発表
2009/11/09 更新
[ 府政をめぐる動きなど ]
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京都府は11月9日、休止されていた府立与謝の海病院・脳神経外科の手術・入院を27日から再開すると発表しました。
同科は今年3月、医師の退職を受けて休止になり、緊急時には舞鶴市や兵庫県豊岡市など遠方の病院への搬送で死亡したり重症化するケースが相次ぎ、住民の不安が広がっていました。4月から丹後、宮津・与謝の社会保障推進協議会が再開を求める署名運動を開始、府庁に代表団を派遣するなど運動。日本共産党府議団も議会で、緊急対策本部の設置など医師確保を繰り返し求めてきました。こうした中で、7月から同科の外来診療が再開されましたが、手術・入院は未再開のままであり、再開が求められていました。
今回の発表では、これまでの府立医大及び舞鶴医療センターからの医師応援に加え、新たに京都第一赤十字病院の協力を得て、同病院所属の脳外科医4名が京都府職員に併任の上、交替で与謝の海病院に勤務することとなり、救急を含めて手術・入院に対応できることとなります。あわせて外来診療日も、これまでの週2日から4日に増加します。
1万3千人に及ぶ署名が府に提出されるなど、住民のみなさんの力が府政を動かしたものです。